道道126号を走行中、小平町の小平ダム付近で道路の真ん中に黒い物体を発見。
私は気づかずに通り過ぎたのですが、かみさんが「今のってクマの糞じゃないの？」と言うのでＵターンして確認してみると・・・。
黒々とした大量の糞。どう見ても熊の糞としか思えません。
でも、良く観察すると、微妙に形状の違う糞が混ざっています。
それが熊の糞かどうか見分けるためには、臭いを嗅ぐしかありません。
道路の真ん中で四つん這いになってウンコに鼻を近づける私。
他に走っている車が無くて良かったです。(^_^;
鼻を近づけた瞬間、鼻腔の中に広がった臭気がそのまま脳天まで突き抜け、それと同時に胃の中から逆流してくる朝食べたばかりの鳥粥。
寸前で堪えましたが、聞きしに勝るその臭いでした。
タヌキの糞で間違いはありません。
実は私はタヌキの糞の臭いを嗅ぐのは初めてでした。
以前、熊に関する講習会に出席した時に、臭いによる見分け方を教えてもらい、タヌキの糞はとにかく強烈に臭いと聞いていたのです。
その時には生の熊の糞の臭いを嗅がせてもらったのですが、こちらの方は香しいと言うか、嫌な香りではありませんでした。
熊の糞かどうか判断するのに、一番手っ取り早いのは臭いを嗅いでみることです。
熊の糞でも、直前に食べたものが蟻だったりすると、また違った臭いになるようですが、タヌキの糞の臭さは強烈なので間違えることはないと思います。
タヌキの糞が熊の糞と良く間違えられるのは、タヌキにはため糞の習性があるためです。
複数の個体が同じ場所に排泄するのがため糞です。
そのために、一か所に大きな糞の山ができて、「これだけ大きな糞をするのはヒグマしかいないだろう」と勘違いされるのです。
実は、3連休が終わって最初の仕事が、「学校のグランドに熊の糞らしいものがあるので確認してほしい」との依頼でした。
一緒に現地に向かう同僚に「多分タヌキの糞だから臭い嗅げば分かるよ」と言ったところ、「週の最初の仕事が糞の臭いを嗅ぐことなんて、力、抜けちゃいますよね～」とのこと。
現地の糞は木の実が大量に混じり、見た目は本物の熊の糞の様でちょっと迷いましたが、臭いを嗅いで直ぐに解決。
確認のために同僚にも臭いを嗅がせたところ、初めての経験の彼は倒れそうになっていました。（笑）
前日に見つかった糞で、表面を雨に洗われていたので、臭いを嗅ぐためには棒で中まで崩して、間近まで鼻を近づけて・・・。
ちなみに、これって私の本来業務ではありません。 (^_^;
小平町で見たタヌキのため糞の実物写真を載せたので、興味のある方だけ、ご覧ください。
このずーっと下の方に張り付けてあります。
↓
見なきゃ良かったのに。（笑）
3種類くらいの違う糞が混ざっているので、臭いを嗅ぐまでもなく、これは明らかにタヌキのため糞です。
経験のために匂いを嗅いでみたのですが、やっぱり止めれば良かった。(^_^;
よ～く勉強になりました^_^;
機会があれば後学のために実験してみようと思うものの、近頃臭気に鈍感で、この鼻にどう感じるのかちょっと怖い気もします。
コーさん、こんにちは。
この臭いを嗅げば鈍感になった鼻も直ぐに機能回復すると思います。（笑）
是非お試しを！
たぬきの糞って強烈なんだぁ。
でも、たぬきに出会うことって殆んど無いですよね。
今年はまだ1回だけ。
でも、そのような糞を見つけたら、嗅いでみようっと。(^^;
ちょんぱぱさん、こんにちは。
確かに、糞はしょっちゅう見かけるのですが、実物には会わないですよね。
私も死体を一度見ただけで、生きているタヌキに会ったことはまだありません。
まあ、嗅ぐか嗅がないかは本人次第ですが、敢えてお勧めはしません。（笑）
何故か今年はキツネよりもタヌキの方が多いです。
里では観る事は無いですが会社の山ではタヌキ祭りですねぇ！
仕事帰りで薄暗くなる時間帯ですと親子で練り歩いています（笑）
どうやら夏場に保護した家族が事務所近くの山に居るようです。
ぽんたさん、こんにちは。
タヌキが練り歩く姿、見てみたいですね。
そう言えば私もタヌキを見たことを思い出しました！
今年の冬、深川の音江山に登った時、麓の沖理河温泉鳩乃湯の廃墟の中をタヌキが歩いていました。
かなり遠くから見たのですが、チラッと外を眺めた時のあの顔は間違いなくタヌキでした。
畑に、タヌキ？熊、ふん