地球温暖化が進めば近い将来、スーパー台風が日本にも上陸するようになる。
そんなことも言われていますが、もしかしたら、それがもう始まっているのかもしれません。
日勝峠、狩勝峠、三国峠、野塚峠、石北峠が通行止め。
JRの根室線、石北線で線路が分断され、日高線にいたってはズタズタ。
かつて北海道でこんな事があったでしょうか。
8月に北海道を襲った4個の台風による被害はあまりにも大きすぎます。
私の実家のある清水町でも大きな被害が出ました。
札幌から十勝へ通じる道は殆どが通行止め。
唯一通れる北見峠から遠軽、陸別を経由して、やっと清水町にたどり着き、最初に目にした被害がこれです。
言葉もありませんでした。
ここで溢れたペケレベツ川の水は、そのまま清水町の市街地に流れ込みました。
清水町の役場も浸水。
前を通る国道274も、溢れた水が川となって流れていたそうです。
ここに車が1台落ちて、運転していた方はまだ見つかっていません。
夜中に土砂降りの雨が降っている時、道路が無くなっている事に気付くのは難しいでしょう。
こちらはペケレベツ川の町道にかかる橋です。
実家に帰った時、朝ランでこの橋の上を良く走っていました。
驚いたのは、橋が落ちたことより、川幅がとんでもなく広がっていたことです。
本当は幅5mくらいの小さな川なんです。
実家の畑も水に浸かりました。
浸かったと言うより、川になったと言う方が正確ですね。
今は牧草畑として貸しているのですが、せっかく刈り取った牧草ロールが全て流されてしまったようです。
1haくらいはある畑ですが、このまま放っておけば1年で薮になってしまいます。
祖父が苦労して開拓した土地、捨ててしまうのはしのびないです。
実家は清水町市街地の中でも低い場所になるので、ペケレベツ川が溢れた時は前の道路が完全に川になっていたそうです。
私が行った時は、上の方から湧き出した水が流れているだけでした。
町内が断水しているので、その水が湧き出ているところで何処かのおばさんが鍋を洗っていました。(笑)
今日はえりも経由で札幌まで戻ってきましたが、実家の往復で900キロも走りました。(笑)
その途中、あちらこちらが台風の爪痕だらけ。
特に日高線が酷いですね。
国道を挟んで海側では波に洗われ、山側では土砂崩れ。
本当にズタズタになっていました。
経営努力で何とかしろと言われてますが、これは絶対無理です。
北海道の鉄路を維持するためには税金の投入が必要だと思ってます。
見るのが辛いですね! こんなときにDRは心情的に出来ないですね。被災した方は本当に大変ですね。水は平常時なら優しく我々に微笑むのでしょうが、一度キバを剥くと、とても恐ろしいです。我らの活動も天候、現地の状況を冷静に見てから決断した方がいいですね!改めて、水(鉄砲水、増水等)の恐ろしさを見ました。英さんご苦労様でした
さとうさん、こんにちは。
普段のペケレベツ川を見ていると、まさかこんな恐ろしい被害を作り出す川には絶対に見えないです。
自然が本気で牙をむいた時、人間の力では到底太刀打ちできませんね。
自然のご機嫌を伺いながら謙虚に遊ばせてもらうしかないです。