台風10号で被災された住宅や農地の復旧がもっと進んでから下ろうと思っていたシーソラプチ川。
クラブの例会で予定していた川に行けなくなり、急遽下ることになりました。
人間の営みに対して残酷なほどの牙を剥いた川は、何事も無かったかのように、人間の心に安らぎを与える優しい表情のままで流れ続けていました。
でも、スタート地点の変わり様には驚かされます。
駐車スペースと川との間にあった河畔林は消えて無くなり、広い川原となっていました。
スタート地点からいきなり瀬が始まります。
既に泳いでいる人もいますし。(笑)
でも、その上流部が瀞場になっているので、これまでよりもスタート地点としては良い場所になった気がします。
五流の瀬は落差が大きくなったとの皆の感想でした。
確かに、落ちる瞬間は今まで以上に緊張したかも。
所々で流れは変わっていますが、河畔林に大きな影響はありません。
これまで通りに美しい緑に包まれたダウンリバーを楽しめます。
トラウマの瀬とか、岩盤に囲まれた場所は、これまでと全く変わりはありません。
ただ、左からルウオマンソラプチ川が合流してくる辺りから様相は変わってきます。
台風10号の時は、このルウオマンソラプチ川の増水が下流に大きな影響を与えたのだと思います。
橋の欄干に絡みついた流木等は綺麗に片付けられていましたが、さすがにこの流木は取り除けなかった様です。(笑)
両岸の岩盤が剥き出しになった空知川の国体コース。
でも、これを一つの風景として見た場合、なかなか魅力的なものに映ります。
三段の瀬の下にも、こんな美しいビーチができていました。
ルウオマンソラプチ川から流れ込んだ土砂が堆積したのでしょうね。
次に増水した時に消えてしまいそうな気がしますが、このまま残っていて欲しいです。
パチンコ岩手前の流れが少し変わっていますが、その先は以前と同じです。
今回は渡月橋の落ち込みで沈してしまいました。
そこで私は右肘を擦り剥き、他のメンバーで頭を切った方もいたので、注意が必要かもしれません。
もしかしたら、落ち込みの中に何かが隠れているのかとも思いましたが、その時の動画を見ると右岸の岩にぶつかっただけみたいです。
美しい流れのままのシーソラプチ川、荒々しい景観を楽しめる国体コース。
来年、この川が今まで以上に多くの笑顔に包まれることを願っています。
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