紀伊半島を流れる清流は?と問われて私が直ぐに思い付くのが、日置川に宮川、そして今回下った古座川です。
ところが、その清流が雨で増水して、清流のイメージは全く無し。
今回の紀伊半島の旅では滞在中に4回、雨に降られましたが、その雨が何れも結構な雨量となって、その度に川が増水していました。
さすがに雨の多い土地だけあります。
古座川の川下りのスタートは、私達が泊まっていた一枚岩キャンプ場前の川原から。
大雨から2日経って、川の水もかなり減りましたが、それでも清流というイメージではありません。
キャンプ場前の高さ100m、幅500mの一枚岩。
日本のエアーズロックとも言われているようです。
どうやっても一枚の写真には入り切りません。(^_^;
中央の岩峰が「嶽の森山」だったかな?
古座川沿いにはこんな岩峰が多くて、その眺めを楽しみながら下ります。
スタートして暫くの間の蛇行区間では、素晴らしい風景が次々に広がってきます。
こちらの川って、何処も何故かコバルトブルーに染まって見えるんですよね。
北海道の川ではなかなか見かけない色です。
この石、見事に二つに割れてます。
中から、桃太郎じゃなくて岩太郎でも生まれてきた感じ。
上陸地点はふるさとバスのバス停「才の谷」付近。
距離は12キロ、ここまで時間はおよそ2時間40分。
上陸場所の川原でカヌーを風除けにしてカップラーメンの昼食です。
写真だけを見ると、優雅な川下りを楽しんでいるように思われるでしょうが、実際は向かい風と格闘しながらの、北山川に続いての修行のような川下りでした。(笑)
できれば、古座川本来の澄んだ水の状態で下りたかったです。
でも、清流としての川ならば、多分歴舟川やヌビナイ川の方が上だと思います。
それに、こちらの川では、常にその隣に人の生活があります。
北海道では、熊しか住んでいないような自然の中の川を下ります。
私はやっぱり、北海道の川の方が好きかな。(笑)
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