詳しい背景も知らずに、安易に他人を非難することはしたくないけど、これだけは我慢できずに書いてしまいます。
今年の2月に、積丹岳で遭難したボーダーを道警の機動隊員が救助用ソリに乗せて引き上げている最中、ソリを固定した樹木が折れて滑落、そのまま行方不明となり、翌日ソリに乗った状態のまま死亡しているのが発見された事件がありました。
これを聞いただけではお粗末な結末と感じるかもしれませんが、その時の過酷な状況を知れば、救助する方も命がけだった事が分かり、誰も救助に失敗したことを責めることはできません。
と思っていたら、何と亡くなられた方の両親が、道警の救助方法が不適切だったと、損害賠償を求める訴訟を起こしたそうです。
信じられません。
雪庇が崩れて、自分達も滑落しながら、それでも命がけで遭難者を救助しようとした隊員。
結果的に救助に失敗したことにたいして、辛い思いをされていることだと思います。
それに対して、感謝の言葉をかけるどころか、逆に訴えるなんて・・・。
あまりにも理不尽な話しで、表現のしようがありません。
関連ニュース
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091101000356.html
事件の詳細
http://plaza.rakuten.co.jp/atsushimatsuura/diary/200902020002/
おはよう、ございます!
記事を読みました。遺族の思いは分からないでもありませんが、私の思うことは、カヌーでも、山スキー&ボードでも、過酷な登山でも、危険だと自分で認識していて、あえてそれに挑戦するなら、最悪の事を常に考えておいて欲しいと思います。それに巻き込まれ、救助する人、残された人の苦労、思い・・・・。あまりに自分勝手な行動が、どれだけ回りに影響するのか、しっかり考えて欲しい。
危険と認識してなかったとしたら、それは無謀です。備えがあっても防げない事故なんていくらでもあります。自然はいつも同じでは無いことくらい分かっているくせに・・・・。悲しい出来事ですね。
ヒデさんこんにちわ!
我が家でもあのニュースには驚きました
誰かのせいにしないと息子さんを亡くされた悲しみが収まらない
ご両親の気持ちもわからないでもないですが・・・
救助技術が未熟・・・これから2度と同じ事がおこらないように・・・
う~ん・・運転免許のない人に運転技術が未熟と言われてるのとおなじような
『冬山に行くのには未熟』といわれたらご両親はどのように反論するのでしょう
でも私はご両親が息子さんを亡くした悲しみで常識が一時的に失われた状態であると信じたいです
サダ吉さん、アサ妻さん、コメントありがとうございます。
かみさんからは「書かない方が良いわよ」と止められていたのですが・・・。(^_^;
今回の訴訟の件は、その場の状況を想像することができないことからきているような気がします。
視界5m、風速20m、気温-20度。
トムラウシ山での遭難事故もそうですが、ある程度アウトドアで遊んでいる人ならば、その時の過酷な状況を少しは頭の中に思い描けるはずです。
そうしたら、絶対に訴訟なんて話しにはならないと思うのです。
そう言えば、北アルプス奥穂高岳で遭難者を救助に向かったヘリが救助作業中に墜落して、3人が死亡する痛ましい事故がありました。
山での遭難は救助する方も命がけです。
そのことを心して行動するようにしたいものですね。
はじめまして、前から拝見させていただいております。
遺族の悲しみの矛先が救助隊に向けられるのは悲しいですね。
私自身、アウトドアを楽しむことを趣味にしていると同時に
警察犬・消防団などのボランティアをしていますので
今回の報道には胸が痛みます。
遅れましたが、フウマ君を最後まで看病された、ブログ主様・奥様、お疲れ様です。
私も12歳半の大型犬を抱えていますので参考にさせてもらいながら、泣きながら見せてもらいました。
らっきぃさん、はじめまして。
本当に、救助に当たられた方々の気持ちを考えると、やるせなくなります。
フウマのこと、お気づかいいただきありがとうございます。
今でも、「ただいま」と言って家に帰ってきた時、そこにフウマが居ないことに慣れることが出来ないでいます。
こんな事を言うのはおこがましいですが、らっきぃさんも愛犬と一緒の今の時間、大切にして下さい。
山に行くのも、川に行くのも全て自己責任のはずが何故か責任転換されて命がけで救助にいつて救助に失敗してその責任を押し付けられて救助隊の方々の命何だと思って居るのでしようね?その場での状況判断出来なかったのが原因でやはり山や川に対して甘く見ていた結果がこの様な事故と成り訓練されて居る救助隊でもその時の状況で難しくなると思いますよ、川下りの時見ず知らずの人が沈して流されて居たらやはり救助に行きますよね?もし救助に失敗したら私達もその責任が問われそうですよね?他人事では無いですね?
頑固爺さん、こんにちは。
コメントされたこちらの記事は3年前のものになります。(^_^;
でも、こんな理不尽な判決が出るのに3年もかかっているのですね。
訴えた親の方に、救助にかかった費用を請求できないものかと思ってしまいます。
ヒデさん、こんにちは!
やはりこの手の話題には食い付いてしまうのですが(笑)
なんだかやるせない気持ちですねぇ。
今は基本デスクワークが多くなったわたくしですが
私設の山岳救助隊として15年携わってました、昔は感謝される事が殆どでしたが
近年は逆ギレされる事が多いですねぇ!
アッタマ来るので捜索費用は全て請求させていただいております!
まぁ、たいがいはそこで更にもめ事になりますがね!(笑)
手稲山の西野側に在る「永峰の沢」のドン突きから西野まで要救護者を
おんぶして降ろした事も有ります。
あぁぁぁぁ書いてて段々と腹立って来た!
ぽんたさん、こんにちは。
山岳救助に携わったことがある方なら、余計に今回の件に対しては、それこそ言葉もないでしょうね。
でも、逆ギレされたりすることもあるくらいなら、これが最近の風潮なのかもしれませんね。
こうなったら、病院のように事前に「救助活動中に私が死ぬ事があっても一切異議はもうしません」と書いた誓約書にサインしてもらってから救助しなければダメですね。
冗談じゃなくて!