十勝平野を海、日高山脈を陸地として例えるならば、芽室町の新嵐山は海に浮かぶ孤島の様な存在です。
その孤島の山頂に作られたのがこの展望台ですから、まさに360度の展望を楽しめます。
周りは芽室町の畑作地帯なので、夏にはパッチワークのような風景が広がると
しかし、今回訪れたのは初冬だったので、パッチワークの代わりに黄葉したカラマツの防風林の風景を楽しめました。
展望台の正面に見える辺りでは、その防風林の姿もあまり見られません。
これは多分、大型機械を入れるためには防風林が邪魔になるので、切られてしまったのだと思います。
それでも東の方向を眺めれば、整然と並んだ防風林の美しい姿を楽しめます。
日高山脈の中では剣山が一番間近に見えています。
十勝平野を一望するのならば、この剣山の山頂に立つのが一番なのですが、気軽に登れる山ではないので、やっぱりこちらの山の方が手軽で良いです。
360度の展望とは言いながら、南側の樹木が邪魔になり、日高山脈の核心部の山々が見えないのはちょっと残念。
それでも、十勝幌尻岳が見えています。
展望台まで登らなくても、駐車場付近でも十分に素晴らしい眺めです。
山の斜面はスキー場になっていて、1月1日には初日の出を見るためにリフトが運行されます。
写真は2013年の初日の出。
寒いけど、美しい日の出の風景を楽しめました。
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