見聞ログ

フウマの病状ですが、肝臓と脾臓に腫瘍ができて、それは腹腔全体に広がるくらいに大きくなっています。
脾臓の腫瘍は破裂しやすいそうで、そうなると大出血して突然死してしまいます。
また血液検査の結果ではカリウムの値がかなり高くなっていて、高カリウム血症で突然死の可能性もあります。
肝臓の機能を表す数値も、測定できないほどに高くなっているそうです。
貧血症状も酷く、エコー検査ではお腹に水も溜まっているかもしれないとのこと。
当然手術できるわけもなく、その日は注射を何本か打ってもらいましたが、 それ以上の治療は病院に連れてくること自体がフウマに負担をかけるだけになってしまうとも言われました。
病院から出て、車のシートでグッタリと横たわっているフウマを見ると、涙がボロボロとあふれ出してきてどうしようもありませんでした。

翌日からは朝の散歩も歩くのが精一杯の様子。
途中で座り込んでしまって、抱っこして家まで戻ってくることも。
食欲も無くなりどんどん痩せてきます。

家の中ではゴロリと横になって寝てばっかり。
時々、息をしているのか心配になって確認してみたりします。

ところが、ここ数日はとても元気になってきました。
散歩から帰ってくるとそのままバタンと倒れて午前中は死んだように寝ていたのに、今日は帰ってきたら直ぐにご飯をおねだりするほど。

外で庭仕事をしているとフウマも外に出てきて、テラスの下にもぐり込み泥だらけになっています。
私が車でちょっと買い物に出て戻ってくると、玄関前で待っていてくれて、その後車庫まで向かえにきてくれました。

だからと言って、病気が良くなるわけでは無いことは十分に分かっています。
それでも、またフウマのそんな姿を見られたことがとても嬉しかったです。

突然のように別れの時が訪れるかもしれませんが、それまではフウマと一緒の時間を大切に過ごそうと思います。