正月に帰省した時の話。
以前住んでいた古い家や倉庫、牛舎を取り壊すことにしたそうです。
「えっ!そんな勿体ない!!」
「倉庫にあった古い写真も、殆ど燃やしちゃったから。」と母親。
「な、何だって?写真まで処分すること無いだろう!」
「そう言えば、あんたが作ったアルバムとか、子供の頃の通知票も出てきたので、それらは一応残してあるけど、
要らないのなら燃やしてしまうよ。」
「ま、待った!ちょっと見せてくれ!」
アルバムは私が高校生の時に作ったものらしく、自分の子供の頃の写真が一冊にまとめられていました。
その中の1枚をご披露します。
これを見た瞬間、自分でも笑ってしまいました。
中学校3年生の頃の写真かな~?
ギターを抱えてポーズをとっている後ろに何気なく子馬が写っているのも面白いです。
小学校1年生から中学3年生までの通知票も全て残っていて、燃やされなくて良かったです。
その通信欄を見ると、この時代ってかなり辛辣な内容を平気で書いていたんですね。
小学6年:「勉強の時間、おしゃべりが多いです。それからかげひなたも多いようです。気をつけましょう。」
中学2年:「学習については大変努力しておりますが、集団生活の中での考え方に難点があるようです。集団生活の中での自分の立場、
行動はどうあるべきか真剣に考えさせてください。」
一体どんな子供だったのでしょう?
それにしても、今の学校じゃここまでは書かないだろうな~。
倉庫の中を見に行ってビックリ。
見事に空っぽになっていました。
そのまま博物館に展示できそうな昔の農具とか生活用具、子供の頃に履いていた「カンダハ」と呼ばれるビンディングの付いたスキー、
ガーデニング愛好者なら直ぐに飛び付きそうな牛乳缶、他にもマニアにとっては涎の出そうな品々がその中には沢山眠っていたはず。
それを、ぜーんぶ捨ててしまったそうです。
どうしてこのような物の価値が分からないのだろうって、悲しくなってしまいます。
子供の頃に入っていた五右衛門風呂も解体されていました。
「釜も壊そうと思ったけれど、さすがに硬くてダメだった。」と父親。
鉄の釜だけが雨ざらしになって転がっていたので、直ぐにそれをまだ残っている小屋の中に戻しました。
サイロや牛舎の解体は、何とか思い止まらせることができました。
確かに、屋根の鉄板が剥れてきているし、このまま放置すれば何れは屋根が落ちてしまうかもしれません。
でも、解体に要する費用は1棟あたり百万円とか。それだけあれば屋根を吹きなおすこともできます。
木工の工房に使えそうだとか、以前から色々と考えていたので、とりあえず解体は見送られてホッとしました。
前にも何処かに書いた気がしますが、
数世代前に開拓者としてやってきた北海道の人間は古いものを簡単に捨て去ってしまうような気質があるのではないでしょうか。
そこには物に拘らないという良い面もあるのですが、それにしても、倉庫の中身は惜しいことをしたものだと思います。
ヒデさん
明けまして、おめでとうございます。
どうぞ、今年もよろしくお願いします。
早速ですが、もったいなかったですね~
中には、何か骨董品があったかもしれないのに・・・(^^)
私もちょっと、一見ガラクタのようなそんなものに興味があったりしますよ。
今の人は、モノを大事にしないとか結構言っていますが、昔の人たちも同じですよね、うちの親なんかも、いざ捨てるときは結構潔く行ってしまいます・・・。
ヒデさん あけましておめでとうございます
昨年「北の大地」という私設のキャンプ場におじゃましたとき
そこには手作りの五右衛門風呂がありました
http://docamp.net/campreport/2006/kitanodaiti.htm
釜の利用価値は高いかと思います
ヒデさん、こんにちは。
続きを読む...ポチッとした瞬間(@_@;)
笑笑笑笑笑ハッハッハアァ、わっ、ヤングだぁ!!!
失礼しました(^^ゞ
いったい何の曲弾いてたのでしょう♪
> アッチさん
あけましておめでとうございます。
「そう言えば、家に○○って有ったよね。」
「あ~、あれかい、邪魔だから山に持っていって穴掘って埋めちゃったよ。」
以前からこんな感じの親だったのですが、まさかここまで徹底してやられるとは思ってもいませんでした。(^_^;
本当に勿体なかったです。
> おおたにさん
明けましておめでとうございます。
五右衛門風呂の釜なんて、欲しくてもなかなか手に入らない品物ですよね。
そのうちに何処かで手作り露天風呂、完成させたいな~。
> アサさん
受けた?(笑)
当時、このギターで弾けた曲は「禁じられた遊び」だけだったと思います。(^_^;
イヤ~、いいもの見せてもらいました!
あのころの通知表は確かに辛らつでした。
私も大人になって見直して、随分な書かれようだと思ったことがありましたよ。
しかしこの写真の撮影者は誰ですか(笑)
コーさん、こんにちは。
アルバムではこの写真の横に「アランドロンになったつもり」と書いてありました。
たとえが古すぎ!(^_^;
撮影者は全く記憶にありません。