見聞ログ

しかし、その跡も途中で無くなりました。
「やったー！やっぱりスノーシューはこれでなくっちゃ」と喜んだものの、 降ったばかりの新雪はスノーシューを履いていても完全に埋まってしまいます。
一歩一歩雪の中から足を引き抜きながらのラッセル行軍、かなりハードです。
それまで青空だったのが、次第に妖しげな雲が上空に広がってきました。
何だか最近はこんなのばかり・・・。
展望台に着いた頃には雪まで降り始めました。
空が曇っていると海も鉛色になってしまい、せっかくの景色も魅力半減です。

ガッカリしながら下山していると、いつの間にか上空が青空に変わってきました。
そこでくるりとUターン、スノーシューで往復した跡が付いているので今度は全然歩きやすい。
展望台に戻ってくると、今度は期待していたとおりの景色が広がっていました。
海の上には雲がかかっているので暑寒別岳などの姿までは見えませんが、それでも十分に満足です。

帰りは完全な踏み分け道ができあがっているので楽勝です。
雪に覆われたトドマツ林の中に踏み入ったりと楽しみながら車まで戻ってきました。
駐車場所から展望台までは1.2kmほど、ちょうど良いスノーシューの散歩コースです。
地元の人の話によると、我が家が車を停めた場所は昨日広く除雪されたばかりで、普段は車を停められないそうです。
そんな時は直ぐ近くの小樽商業高校の入り口に車を停めさせてもらいましょう。

その後、かみさんの実家がある赤岩の方に行ってみましたが、さすがにその付近は雪に覆われて大変な状況になっていました。
まさに雪と格闘していると言った感じです。
ここで暮らす人達にとっては本当に春が待ち遠しいことでしょうね。