このイベントを見に行くのはこれが3回目。
毎回場所を変え、普段は立ち入る事のできない炭鉱遺産を見られるのが魅力です。
今回の会場は、石炭の歴史村の中に作られていた遊園地「アドベンチャーファミリー」跡。
炭鉱遺産としては趣を異にする感もありますが、夕張市の浮沈を賭けて炭鉱から観光へと大きく舵を切った一大事業の夢の跡としては、私の中では全く同じものです。
そう言えばロボット大科学館とかも有りましたね。
まさに何でもありって感じでしたが、ここにあったファミリーキャンプ場も含めて、観光地化されていた頃には我が家は一度も訪れていません。
それが廃墟になってから訪れるのが我が家らしいところかも。(笑)
でも、もしも一度でも訪れていれば、もっと感慨を持って廃墟となった施設を見られていたかもしれません。
まだ現役で営業していそうな水上レストランの廃墟で受付をした後、遊園地跡を巡ります。
「そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト」とは、様々な炭鉱遺産を舞台にして、炭鉱の記憶をアートの力で掘り起こすというもの。
こちらの作品は「つづく記憶」
ガラス瓶の中にこれまでの夕張の姿が閉じ込められています。
「よみがえる記憶」
光が当たらない場所に置かれている物は、忘れられた記憶なんだとか。
遠くから見えていたD51。
私は、てっきり本物が展示されているのだと思い込んでいました。
近くまで行くとやたらに大きいし、そこで初めてそのD51が建物の一部なのだと気が付きました。
「今頃分かったの?」
かみさんにあざ笑われました。(^_^;
遊園地といえば観覧車。
これって、展示作品のリストに載っていなかったけど、アート作品じゃなかったのかな?
遊園地が閉鎖されてから今年で9年。
撤去された施設も在れば、そのまま放置されている施設もあります。
このウォータースライダーを含め、ここのプールは夏は大人気だったのでしょうね。
この地蔵もアートの一つです。
「モス地蔵千の谷バージョン」
風景に溶け込んでますね。
炭鉱の廃墟や町の廃墟って、目を閉じれば当時の賑やかな風景が浮かんでくるものですが、ここでは目を閉じても何も浮かんできません。
そもそも、遊園地ってあまり入った事がないので、イメージが無いのかも。(笑)
このアートプロジェクトは10月25日までの土・日のみ開催されています。
その他の日は、遊園地の中へは入れないのでご注意ください。
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