こんな瀬を下り終えた後は、自分は生きているんだと改めて実感できます。
それを感じたくてカヌーに乗っている訳ではありませんが、精根尽き果てていても、特別な充実感に包まれます。
クラブの例会で、鵡川とトナシベツ川を下ってきました。
例年ならばGW頃が春の増水のピークなのに、今年は桜の開花と同じく今時期にピークになっているようです。
こんな瀬の中を流されている人を何も出来ずに見守り続けるのはとても辛いものがありますが、流されている人はもっと辛かったみたいです。
カナディアンのタンデムで下る瀬としては、この瀬が物理的限界だったと思います。
瀬の中で完全に水没していました。(^_^;
水の中でゆらゆらと揺れるアイヌネギ!
あまり見られない光景ですね。
下るのは大変でしたが、目的は達成です。
どんころに泊まって美味しくいただきました。
昨日の鵡川と比べると川原も見えているし、「去年ここを下った時よりも水が少ないんじゃないの?」なんて言っていたのが、下り初めて直ぐに沈続出。
「これはちょっと変だぞ」と誰もが思い始めました。
昨日の鵡川の核心部のような強烈な瀬は無いものの、増水した川には隠れ岩やら、ストッパーやら、いたるところに罠がしかけられていました。
この先で舟を流してしまった人が2名。
そのうち1艇は直ぐ下流で回収できましたが、もう1艇は追いかけたI山さんも途中で諦めるしかなく、完全に見失ってしまいました。
諦めかけていた頃に、倒木に張り付いていたカヤックを発見。
何時もは嫌らしい倒木のストレーナーも、こんな時には役だってくれるものですね。
昨日は下り始める前に「生きて帰れるだろうか?」ってびびってましたが、今日は下っている途中に「生きて帰れるだろうか?」ってびびりました。(笑)
それでも最後まで沈しなかったのはN島さんと我が家だけ。
二日間頑張った自分達を褒めてあげたいです。
K岡さん!
皆の執拗な誘いを頑として跳ね返したのは大正解でしたよ。(笑)
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