6年ぶりに広尾町の太四郎の森へ行ってきました。
6年前と比べると、石に書かれた文字の薄れ具合が年月の流れを感じさせてくれます。
この5年ほどの間、森のオーナーの泉さんは六花亭の社長に請われて中札内村の六花の森の造成等に携わっていたそうです。
しかし、その間に自分の太四郎の森が荒れてきたため、そちらを辞めさせてもらって、再びこちらの管理に力を入れています。
まだ花は少なかったですが、泉さんの心意気が感じられる今回の再訪でした。
一番のお気に入りはやっぱり、この東屋ですね。
花と清らかな水の流れを見ていると時間の経過を忘れてしまいそうになります。
この時期ではさすがに花は少なく、エゾエンゴサクとカタクリ、イチゲなどが日当たりの良い場所で少しだけ咲いている程度でした。
いたるところから湧き水がこんこんと湧き出ています。
羨ましい環境です。
何を見ているのかというと・・・
熊の爪あとです。
この木に絡んでいるコクワの実を採るため、秋になるとヒグマがやってくるそうです。
その時に付いた爪の跡です。
新しい建物も建っていました。
全部自分一人で立てて、屋根の茅葺も自分でやったのだとか。
大樹町の一秀でソバを食べて。
歴舟川の上で元気が良すぎるくらいに泳ぐこいのぼりを眺めて。
空が土ぼこりで霞むほどに風の強い十勝ですが、太四郎の森で静かな時を過ごしてきました。
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