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物言えば唇寒し秋の風

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何度同じことが繰り返されるのだろう。
新しい内閣が発足して、途端に大臣の誰かが失言して、それをマスコミや野党が攻めたてて、辞めれだの任命責任だのの話になって。
もういい加減にしてくれと叫びたくなる。

その発言にしても、「死の街」、「放射能つけてやる」の短いフレーズだけが報道で何度も繰り返され、どのような状況・脈絡の中でその言葉が使われたのかの説明はほとんど無し。
確かに、「放射能つけてやると言った」との話だけを聞かされれば、誰でも「とんでもない発言だ」と思うのは仕方がないところだろう。
そう思わせるのは殆どはマスコミの責任だと思うけれど、そのカメラの前でしたり顔で「大臣として不適格」「即刻辞任するべきだ」と話している政治家も同じようなものだ。
某党の党首や幹事長も、最近テレビで見るのは他人の悪口を言っている姿ばかりである。
人の悪口ばっかり言っている人間はその顔も卑しくなってくる様な気がする。
この二人の顔はもう、見るに堪えないものになってしまった。

それにしてもこれだけ同じことが続けば、「発言する方もどうしてもっと気を付けないのだろう」と思うのは誰でも同じ。
でも最近は、「それが本当に失言なの?」と思えるようなケースも増えてきている。
「死の街」にしても、現場の状況をとてもリアルに表している言葉だと私は思っている。
詳しい発言内容は忘れたけれど、原発事故が起きて間もない時期に管首相が「何十年も人が住めなくなる」との主旨の発言をして、「被災者の気持ちを考えていない」と批判されたことがあった。
これだって、今にして思えば正しい状況をそのまましゃべっただけである。
揚げ足を取られないようにするためには、それこそ国の役人の様にオブラートに包みすぎて何を言っているのかさえ分からないような言い回しでしゃべらなければならないことになる。
それを皆が求めている訳じゃないはずだ。

正しいことさえ言えなくなってしまった。
これが今の日本の実態である。
そんな危機感もなく相も変わらず足の引っ張り合いを続ける政治家、それを煽るマスコミ、それに踊らされる国民。
もっと建設的な議論をやってほしいと考えているのは皆同じだと思うのだが、何故それができないのだろう?
その理由を私は知りたい。

 

自分のブログで政治ネタはあまり書きたくないのだけれど、どうしても我慢できなくなって、たまに書いちゃうこともあります。(^_^;

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コメント(3)

同感。
今回はほんとになんでこんなもったいない時間の使い方をする政治家やマスコミに腹が立ってしょうがない。もっとやるべきことや知らせなければいけないことがあるだろうに。

私は野口健氏のブログを読んだとき「死の町」と思いました。
http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/52166029.html
(衝撃的な写真がありますので閲覧は注意して下さい。)名実ともに「死の町」になっている情況を正確に発言することに問題は何もないと思います。

「放射能つけちゃうぞ」にしても発言には正確を期す記者が複数居たにもかかわらず各新聞社の記す言葉はまちまち、検証もしない、これはマスメディアのフレームアップを疑ってしまいます。

こんな書き込みは、ここには似合いませんが、同じ意見を持つものとして書かせていただきました。

しげさん、コーさん、こんにちは。

同じ考えの方がいることが分かっただけで、何となくホッとします。
今の状況って本当に変です。
馬鹿げているとしか思えないのに誰も修正できずにいる。
って言うか、誰も修正しようともしない。
変ですよね~。

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