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どちらを買う?

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私もご他聞に漏れず、これまで中国産の食品については強い不信感を持っていました。
そして今回の中国産冷凍ギョウザ事件。
「やっぱりまた中国産か!」最初はそう感じたものの、その後の報道を見ていてちょっと考えが変わってきたかもしれません。
このギョウザを生産していたのが中国の天洋食品。その工場内部の様子が映像として報道されましたが、私が想像していたのとは全く違っていて、 徹底的な衛生管理がなされていることに正直驚きました。
最近は日本向けの輸出食品については、商社などからの要求もあって、相当に気を使っているのでしょう。

今回の農薬混入については多分故意によるものと思われますが、そうだとしたら「中国産だから」と言うくくりではなくて、 日本産の食品でも起こり得ることだと思います。
パンの中に針が入っていたなんてニュースも良く聞きますしね。
「そんな事件が起きる中国の社会事情」と言った要因も当然ありますが、今回は敢えてそこまでは考えないことにします。
小学校の給食でも中国製の冷凍食品が大量に使われているそうです。
何時までも「中国産だから」と、拒否反応を示すのもどうなのかなって気がします。

まあ、冷凍食品についてはとりあえずそう考えることにしても、問題はそれ以外の食品です。
先日までは節分と言うこともあって、近所のスーパーに行くと落花生が山積みされていました。
こんな時でなければ落花生も食べることが無いので、かみさんの後ろを付いて歩きながら、 その買物カゴの中に落花生を放り込もうと一袋手に取ったところ、それは当然中国産です。
国産のものを探すと、隅の方に千葉県産の落花生がありました。しかしそれは一袋の量も少なくて値段も3倍。
しばらく悩んだ末に、どちらも買物カゴには入れずに通り過ぎてしまいました。

そして私の大好物の干し芋。これも価格差は3倍を超えています。
何時もかみさんの買物のお供をするたびに干し芋コーナーに立ち寄るのですが、 おしろいを塗りたくったように真っ白になっている中国産干し芋は絶対に買う気にはなれず、かと言ってその3倍以上の値段の茨城県産干し芋を 「これ食べたいな~」とは言い出せず、手に取った干し芋の袋をそっと棚に戻して、先に行ってしまったかみさんの後を慌てて追いかけるのです。

それにしてもこのふざけた値段の差は何なのでしょう?
残留農薬の検査は当然やっているでしょうし、それを食べたから直ぐに体調を崩すはずもありません。
これだけ値段に差のある両者を店頭に並べてそこに何の説明も無いのでは、「さあ、これでどうだ、貴方の好きな方を選んでみなさい」 と店側に試されているようなものです。
この値段の差は、原価の差ではなくて、リスクの差なのだと私は思います。
値段が3倍ならリスクは1/3。いや、これでは賭けは成立しないので×10、あるいは×100の補正が必要です。
これを食べて体調を崩す確立、日本産は0.01%、中国産は0.3%ないし3%。
これだけ示してもらえれば、消費者も自分の判断で賭けることができると思います。
しかし、スーパーで食品を買うのが賭けになってしまうのだから困った世の中ですね~。

ところで、偉そうな顔で中国を非難していても、日本で残留農薬がうるさく言われるようになってきたのは、 せいぜいこの10年程度のことだと思います。
それより前、まして私が給食を食べていた頃まで遡ればどうでしょう?
今の子供達が食べている中国産加工食品を使った給食と、私達が子供の頃に食べていた給食、どちらが安全かと問われれば、 今の子供達の方が絶対に安全だと私は思うのですが。

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