数日前の北海道新聞に載っていた廃鶏についての記事。
比内地鶏と称して廃鶏の肉を売っていたという問題があったけれど、その廃鶏に焦点を当てて実はこれが結構美味しいものだと書かれていた。
比内地鶏のブランドばかりありがたがる最近の消費者に対して警告を発する、道新にしては、なかなか良い視点の記事だった思う。
産地偽装だの、他の肉を混ぜただの、賞味期限を改竄しただの、次から次へと毎日同じようなニュースが流れている今日この頃。
マスコミで騒げば騒ぐほど、一歩引いて見てしまうのが私の性格である
「賞味期限がどうだこうだと言って、期限切れのものを食って病気になったなんてニュースは聞いたことがない、
何をそんなに大騒ぎしているんだ?心配ならば自分で臭いを嗅いで判断すれば良いだろう!
30年間もそうしてきたのならばそれが標準と言えるのでは?(でも、賞味期限切れの牛乳を飲むのはちょっと勇気がいるかな~)、
牛肉のひき肉だって安い値段で購入してそれを美味いと思って食べていたんじゃないのか、
比内地鶏もコリコリして硬いのが比内地鶏の特徴と言われてなるほど少し硬いけれど味がぎゅっと詰っている感じがして美味しいと満足していたのでは」
企業の責任が問われるのは当然だけれど、企業にそうさせているのは消費者ではないのかなと言う気がするのである。
その部分を省みずに相変わらず一方的に同じニュースを流し続けるマスコミに対して、毎度のことながら危険なものを感じてしまう。
たとえば亀田兄弟の話題でも、学校でのいじめ問題を批判しているようなマスコミが、
自分自身が中心になって亀田いじめを煽っているように見えてしまう。
一般国民がマスコミをそうさせているのか、マスコミが一般国民を操っているのか。
多分そのどちらもが正しいのだろうけれど、せめてマスコミ側にはもっと冷静な視点で報道してもらいたいものである。
ちなみに、道新の記事の中で廃鶏について取材している先は当別町の養鶏場「よくばりコッコ」。
道民の森へ行く途中にこのよくばりコッコ直営店の「とりたま食堂こっこ家」があります。
私はまだここに入ったことはありませんが、ラーメンが美味しいみたいですよ。
ちょっと堅めの廃鶏の肉を味わってみましょう。
私もこの道新の記事おっとという視点で読ませていただきました
JIS法が悪いとか古いとは言いませんが
フランスのAOCのような生産者の立場に立った法律が必要な気がしてます
おおたにさん、こんにちは。
たしかに法律の整備が必要な気がしますね。
フランスのAOCについてはあまり知りませんが、煽り報道ばかりやってないで、そのような物事の本質を突く報道を期待したいです。
ども。マスメディアの演出には物心ついた頃からうんざりしてます(^^; 今ではNHKの報道も食べにくいです(;_;) 例えば、テレビ。デジタル化されるとチャンネルを3つ持てるようになるので、1つめは従来通りコテコテの演出バージョン。2つ目は淡々と事実を並べるだけバージョン。3つ目は逆の見方バージョン。なんて作り方してくれると少し見やすくなるのになぁ〜なんて、思います。制作費が3倍になるので非実現的だと思いますが...。
Kazさん、こんにちは。
最近はNHKのニュースも民放のニュースも、ほとんど変わりなくなってしまったような気がします。
何処か1社くらい、骨のある報道をする民放が出てこないものかと、歯痒くてしょうがないです。
これも時代なのかな~。(--;)