切り立った崖に囲まれた渓谷の中を清らかな川が流れている。これが樽前ガローである。
川の浸食によってできた切り立った崖は緑の苔に覆われ、支笏湖の近くの観光名所「苔の洞門」を思わせる光景が楽しめる。
本家の「苔の洞門」は落石の恐れがあるために、その中を歩けなくなって久しいが、今ならこちらの方がはっきり言って楽しめるだろう。
樽前ガローも渓谷にかかる橋の上からその風景を眺めるだけだが、ここはやっぱり渓谷の中に降りてみたい。
橋の脇や、川の途中で何とか下に降りられる場所がある。
渓谷の中のひんやりとした空気に包まれながら眺めるその風景は、まさに別世界だ。
夏ならば、サンダル履きでその流れの中を歩くのも楽しいだろう。
ただ、夏になると回りの草も伸びてくるので、橋の横以外の川へ降りるポイントを見つけるのは難しくなるかもしれない。
川の左岸(下流に向かって左)側の道路を歩いて行けば、橋までの途中にあるこの場所が分かるだろう。
ちょっと険しい崖を降りるので注意が必要だ。
水遊びも魅力だが、やっぱりここは回りの森の風景も含めて、新緑や紅葉の時期に訪れたい場所である。
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