暖かくて日が長くなってくると、キャンプの虫も穴から這い出してきます。
そんな訳で、啓蟄で満月の日に、糠平湖のタウシュベツ橋梁の近くでテントを張ることにしました。
しかし、大きな誤算が三つ。
一つ目は、糠平湖が3月1日より湖上への立ち入りが禁止され、湖上を横断して2キロくらいで橋まで行けるところを林道経由で4.2キロも歩く羽目になったこと。
二つ目は、この一週間の間に新たに80センチほどの雪が降り積もったこと。
三つ目は、期待したほど晴れなかったこと。
林道入口に昨日のものと思われるトレースがあった時にはラッキーだと思いました。
でも、一人がスノーシューで往復した程度のトレースでは、あまり役には立ちません。
こちらは20キロの荷物背負ってますから、ズボズボ埋まります。
そして何と!
そのトレース、2.5キロ地点で途切れていました。
きっと、そこで心が折れてしまったのでしょうね。
何せ、雪の中の4.2キロは遠いです。
そこから先、大変でした。
もしも、途中まででもその方のトレースが無かったとしたら、私達も途中で心が折れたと思います。
それでも何とか2時間半かかって現地に到着。
車で糠平まで来る途中、結構雲が出てきたりしていたので、晴れてて良かった~!
現地到着は午後3時半。
それからテントを張ったりしていたら、日が長くなってきたとは言え、タウシュベツ橋梁の影は長く伸びてきていました。
タウシュベツ橋梁も見る度に風化が進んできているような気がします。
西の山にはずーっと雲がかかったまま。
ウペペサンケ山の美しい姿を期待していたのに、残念!
この日は満月。
今年一番小さな満月というのがちょっと気に入りませんが、それでも月光に青白く浮かび上がるタウシュベツ橋梁の姿。
その写真を撮るのが、今回のキャンプの一番の目的でした。
ところが夕暮れ近くになってから、東の空からもくもくと雲が広がってきたのです。
夜中も時々、雲の切れ間から月の姿は見えるのですが、おぼろ月状態なので、満月の光が雪原を照らす明るさを思えば、全然頼りないです。
期待していた写真は撮れませんでした。
テントには雪が積もってるし。
この辺りは完全に山岳気象ですね。
それでもマイナス10度までは下がっていないと思います。
帰りにかかった時間は1時間40分。
荷物も少し軽くなったとは言え、それでもやっぱり疲れることに変わりはありません。
もう、こんなキャンプをする歳じゃないよな~って思いました。(笑)
今回のキャンプで月夜の写真の他に心残りだったのは、もう少し早く現地について、まだ暖かなうちにタウシュベツ橋梁を眺めながらビールを飲みたかったってことです。
やっとビールを飲めるようになった頃には、既に寒くなっていて、テントの中でビール飲んでました。(^_^;
これが今年の我が家のキャンプ初め。
達成感の大きなキャンプとなりました。(笑)
タウシュベツ橋梁付近の冬キャンプ、すごい。美しい。お写真は全部保存させていただきました。
三橋さん、こんにちは。
せっかくここまで行ってキャンプしたのですから、満月に照らされたり、朝日を浴びたり、もっと色々なタウシュベツ橋梁の表情を見てみたかったです。
あまり贅沢を言ってもしょうがないですけどね。(笑)
こんにちは。
私の知人友人達は3/1までに「タウシュベツ詣」を済ませて来たようでしたが
近々には崩壊するのではと言ってましたねぇ!
お天気は残念でしたがここで野営しちゃうなんて流石はヒデさんです!
ぽんたさん、こんにちは。
タウシュベツ橋梁も、水に浸かったり、風雪に晒されたりの繰り返しでは、傷みも進みますよね。
それにしても、この時期ならば堅雪の上をそのまま歩いて行けそうな感じなのに、こんなラッセル行軍になるとは全くの予想外でした。(^_^;
凄いなあ~!英さんは雪中キャンプですか?絶景が見れるとは解っているのですが中々行く気になれません。糠平湖へは釣りと茸取りで何度か行きました。冬は南国へ~、常夏で冷たいビールを飲んで暇潰しする堕落した生活に行ってしまいます。<笑
さとうさん、こんにちは。
ボクもできることなら南国で堕落した生活がしたいです。
雪中キャンプで飲むビールより、南国で飲むビールの方が絶対に美味しいと思うし。(笑)