北の国から全24話、再放送を見終えました。
多分、ドラマで放映したものを通して見たのはこれが初めて。
リアルタイムでも見ていなかったはずなので、初めて見るシーンも沢山ありました。
今回、私の一番印象に残ったシーンが、つららの自宅の居間が映った場面。
衝撃的でした。
狭い居間の中でストーブを囲むようにつららの家族が座っている。
僅か数秒のシーン。
それを見た瞬間、私の子供の頃の記憶が一気に蘇ってきました。
8畳の居間、その中央ではルンペンストーブが赤々と燃え、その回りに祖父母、父母、そして私と姉の兄弟。
各々がいる場所は常に決まっています。
ソファなどありません。
天上は真っ黒に煤け、時々そこからポトッと蜘蛛が落ちてきます。
私は蜘蛛が大の苦手ですが、多分その頃のトラウマが原因だと思います。
その居間の片隅に父親が作ってくれた机が置かれ、そこで勉強していました。
出窓の下の押し入れには、ガラクタのような私の宝物が沢山入っていたな~。
昔のそんな家族の団らんの様子が、見事に再現されていたのです。
黒板五郎は、古いものを大事にしてますが、北海道の人間は古いものをどんどん捨てていきます。
私はそう思います。
それは多分、昔のものには辛い苦労した思い出しか残っていないので、そんなものはサッサと捨てて新しいものに変えたい、そんな開拓者のさがが今でも残っているのかもしれません。
登場人物に似たような人間も、昔は沢山いました。
何時も酔っ払って、赤い顔して我が家に上がり込んでくるおじさん。
つばを飛ばしながら話しをするので、私と姉はそのおじさんがやって来ると、何時も奥の部屋に逃げ込みました。
鉄砲も持っていて、最後は確か酔っ払って路上で死んだはずです。
ドラマに似すぎてます。(笑)
スペシャル編の再放送も録画したのがあるので、次はそれでも見ようかな。
北の国から中毒はしばらく続きそうです。
ドラマとしての「でき」は、スペシャル版の方が高いと感じています。
時間をかけてじっくりとプロットを練り上げているためだと思います。
「初恋」のレンちゃんなどの「新キャラクター」もとても魅力的です。
倉本氏の思想の変化も表れていて、一人のストーリーライターの熟成の過程も
たどれます。(農薬についての態度など)
自宅から麓郷に走り、布礼別から鳥沼に抜けてくるのが私の定番サイクリングコースです。
ソウタ兄ちゃんたちドラマの登場人物が今も働いていそうな雰囲気を感じながら
走れるサイコーのコースです。
Yamaさん、こんにちは。
初恋のレイちゃん!
胸キュンでしたね~。(笑)
それぞれの役者が実際に歳をとって、ドラマの内容がまた、その役者の歳のとり方に合っていて。
話は全然違いますが、同じような感じで「ふぞろいの林檎たち」のその後のドラマを見てみたいです。
本当に、素晴らしいサイクリングコースですね!
個人的なベストドラマ(国内)は「王様のレストラン」です。
思わせぶりな最終回にもかかわらず、続編が作られませんでした。
初恋はレイちゃんでしたね。
記憶のミスか、タイプミスか、気がつきませんでした。