カナディアンカヌーのウッドガンネルを補修しました。
本当はカヌービルダーの方に修理を依頼するつもりでしたが、そうなるとウッドガンネルを全て取り替えることになります。
この写真のようにヒビが入っているだけなので、ガンネル取り替えは最後の手段として、完全に折れるまでは補修しながら乗り続けることにしたのです。
ヒビが入っているだけとは言いながら、写真を見ると明らかに折れ曲がってますね。(^_^;
補修に使う材料はエポキシ樹脂系接着剤とガラスクロス。
実は既にこれで一度修理していたのですが、接着剤の種類を間違えていたためか、白老川を下った時に再び折れてしまったのです。
その時に使ったのはコニシの同じエポキシ樹脂系接着剤でしたが、このEセットよりは耐水性が落ちるようです。
そのために接着面が剥がれてきてしまいました。
このパドルも、完全に割れてしまったのを同じ材料で補修したものですが、修理前よりも強度がでてる様な気がします。
赤岩青厳峡や白老川を下ってもびくともしません。
それでも端の方がボロボロになってきたので、ついでにこちらも直さなくちゃ。
それにしても、特に愛着があるわけでもないのに、ただの木製パドルをここまで修理して使い続けている人って、あまりいないですよね。
まあ、修理すればするほど愛着が湧いてくるのは確かですが。
バンドで締めると、折れていた部分が真っ直ぐになるので、この状態で補修します。
更にその上から接着剤を塗ると、ガラスクロスは見えなくなります。
この要領で2、3回塗り重ねると強度も十分になるはずです。
でも、パドルと比べると接着面が小さいので、過激な川を下ると直ぐにまた折れちゃうかもしれませんね。(^_^;
このEセットで使いづらいのが、普通のタイプは硬化する時間が5分とか30分の短いものがあるのですが、これは90分タイプしかありません。
大体固まったと思って翌朝になって見てみると、水滴が垂れるような感じに固まっていたりして、仕上がりが悪いのです。
まあ、私の場合、見た目はあまり気にしないので、それでも良いのですけどね。
コメントする