一月に35日雨が降ると言われる屋久島へ行くのに、雨対策は万全にしていたつもりでした。
しかし、屋久島の雨を前にすると、そんな対策は何の役にも立ちませんでした。
一番困ったのが、ゴアテックスの登山靴に雨が浸み込んできたことです。
山小屋で一緒になったツアーガイドや登山者の方の話によると、雨具の上からスパッツを付けていたことが原因のようです。
そうすると、雨具とスパッツの合わせ目部分を水が通り抜けて、靴の中まで入ってしまうのだとか。
それを防ぐためには、スパッツを付けた上から雨具のパンツをはけば良いそうです。
そんな発想は全くなかったので、参考になりました。
でも、2回目の雨に降られた時、そうしていたにも関わらず、やっぱり雨が浸みてきました。
かみさんの登山靴も同じ状態でした。
ネットで調べると、袋状になっているゴアテックスが古くなると破れるだとか、安物では縫い目の防水ができていないとかが原因だとか。
でも、私たちの登山靴はそれ程古くもなっていないし、そんな安物でもないし・・・。
今度、風呂の中で防水試験をやってみることにします。
それに、屋久島の雨に備えてわざわざ購入したパタゴニアの雨具も全く役に立たず、その下に着ていたものはパンツまでぐしょ濡れ。
あまりにもひどい濡れ方なので、雨が浸みているのだろうと思いましたが、これって多分自分の汗で濡れていたのだと思います。
中に着ていたのはfinetrackのレイヤードシステム。
ベースレイヤーはフラッドラッシュメッシュスキンで肌を常にドライに保ち、2ndレイヤーのメリノスピンサーモが汗を素早く吸汗拡散してくれる。
ところがその上のゴアテックスは、外部の湿度が100%の状態では内部の湿気を外に逃がすことができず、全て雨具の内側に結露することになってしまいます。
雨具を脱ぐと、内側の方が濡れている様な状況です。
もしかしたらこの汗が体を伝って靴の中に流れ込んでいたのかも。
そうすると、靴の中が未だかってないほどの臭さになってしまったことも納得できます。 (^_^;
ザックに取り付けた雨避けカバーも気休めにしか過ぎません。
旅行前に、ザックの中にすっぽりと収まる大型の防水スタッフバッグを買うかどうかで悩みましたが、結局はザックの中の防水対策はゴミ袋で十分でした。
もしもこの用意を怠って、シュラフや着替えを濡らしてしまったら、縦走などできなかったでしょう。
ただ、油断して財布の防水対策だけ忘れていました。
おかげで、山小屋の床に濡れたお札を並べて乾かすことになりました。
カメラも危なかったです。
私のカメラバッグには防水カバーが付属していますが、それも殆ど役に立ちません。
防水スタッフバッグに包んでからカメラバッグに入れたので無事でしたが、それを怠ればカメラが使い物にならなくなるところでした。
ただ、そうすると簡単にカメラを取り出すことができないので、雨の日は一眼レフを使う機会はほとんどありませんでした。
しっかりとした雨対策をしておけば、屋久島の雨もまた良いものだ。
なんてことは絶対にありませんね。
雨風の強い時は山歩きなどするものじゃないです。
屋久島懐かしいです。
ヒッピー時代、白河山の麓のコミューンに半年ほどいましたが、さほど雨には当たりませんでした、梅雨明けのころからバラ色の屋久島でしたが、随分と変わったのでしょうね。
もう30年以上前だ(^^ゞ
なかなか壮絶だったようですねwww
靴の防水ってむずかしいですよね~
結局はゲイター付けてても 靴紐の根元から浸水が多いでしょうし
手首の部分も悩みます ザックカバーなんて 背中が無意味でしょうし
悩みますよね~♪
> コーさん、こんにちは。
コーさんがヒッピーやってた頃の姿、見てみたいです。(笑)
島には独特の時間が流れてる気がしますが、南の島は尚更ですね。
30年前はもっとゆっくりした時間だったのでは。
そんな南の島で、今回は超強行スケジュールを組んじゃいました。
次に行くのは退職してからかな。(^_^;
> かずとさん、こんにちは。
初日は屋久島に大雨・洪水・強風注意報出てました。(^_^;
そんな日に歩くのがそもそもの間違いかもしれません。
余裕を持った行程にするのが一番ですよね。
これじゃあ、トムラウシで遭難したパーティーのことをとやかく言えないです。