幌向岳は地形図には名前が書かれていませんが、栗沢町万字付近から林道を登っていく標高836mの山です。
今回はこの幌向岳を国道452号側から登ってみました。
朝から文句なしのピーカンの青空が広がり、ラッセルも苦にならず。
でも、途中で道を間違えて30分のロス。
やっと展望の利く場所まで登ってきたと思ったら急に雲が広がってきて、楽しみにしていた夕張岳などの展望もその雲の中に。
二人だけでのラッセルではここまでで時間がかかりすぎ、またしても途中リタイアとなってしまいました。
沢沿いの林道をしばらく登っていくのですが、これが地図に載っていない林道です。
せっかく地図が表示できるGPSを新しく買ったのに、途中で林道が分岐するところを見過ごして通り過ぎてしまうようでは意味なしです。(^_^;
途中で沢にかかる橋を渡ったところで、本当は気が付くべきでした。
事前に他の人のGPSトラックデータを調べておいた限りでは、この沢は渡らないはずなのです。
それなのに「林道のルートがたまたま違っていただけだろう」なんて勝手に思い込んでしまいました。
自分の都合の良いように考えてしまうのは、私の悪い癖です。
でも、尾根の上に出る最後の急な登りで、ちょっと手間取りました。
林道の上に雪庇が覆い被さり、越えられる場所がありません。
もう少し雪が増えれば良いのですが、、雪庇と林道の間に隙間が開いているのが具合悪いのです。
スコップで雪庇を崩して、何とかルート開拓できました。
でも、その間に上空には急に雲が広がってきました。
尾根の上に出たところで出迎えてくれる巨木も、背景が曇り空では感激も薄れます。
周辺は日が陰ってしまいましたが、山の方にはまだ青空が残っています。
でも、夕張岳や芦別岳はこの時点で既に山頂が雲に覆われていたようです。
「夕張岳が見えるはずなんだけど、どれだろう・・・」
下山時にすれ違ったご夫婦の方に「夕張岳は見られましたか?」と聞かれ、「はい!何とか間に合って見られました!」って答えたけれど、それは嘘でした。(^_^;
これくらい見えていたのが・・・
40分後に戻ってきた時はこんな状態に。
最終到達地点は735mピーク付近。
登り始めてから約3時間10分でした。
頂上まではあと2キロ、展望は利かないし、ラッセルにも疲れたし、寒いし。
まあ、2回連続の途中リタイアもやむなしですね。(^_^;
ちなみに幌向岳は展望だけが楽しみの山で、帰りの滑りは全く楽しめません。
これが道を間違えたポイント。
左へ曲がらなければならないのに、林道を真っ直ぐ進んでしまいました。
トレースも目印も無ければ、絶対に気が付かないと思います。
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