たっぷりと雪が積もって、天気が良くなって、気温も上がって暖かく。
絶好のタイミングに合わせて休暇を取り、白井岳へ登りに行ってきました。
でも、平日なので他に登る人はいません。
底無しの雪の中をぜーんぶ一人でラッセルしなければなりません。
背の低いかみさんは、スキー板を雪面まで上げることができないのでラッセルはできないのです。
白井岳は、札幌国際スキー場のリフトを利用して朝里岳経由で登るのが一般的なルートですが、今回私達はリフトを使わず、下から登ることにしました。
無謀ですよね~。
おまけに、初めて登るところなので、ルートもあまり分かりません。
GPSに落とした大まかなルートだけが頼りです。
最初に3カ所程、スノーブリッジで沢を渡らなければなりませんが、GPSと微かに残るトレースのおかげで、何とか3カ所ともその場所を見つけられました。
写真は3カ所目のスノーブリッジを探して降りていくところです。
トレースと言っても雪面がわずかに窪んで見える程度のトレースで、この後はほとんど消えてしまいました。
おまけに天気も思った程良くはならず、先週末の迷沢山の時の様な天気です。
もう登頂は諦め、私の体力の続くところまで登って引き返すことに。
そうして最終到達地点は標高860mあたり。
距離的には半分以上は来ていましたが、白井岳の標高は1301mなので、まだまだ先は遠かったです。
登ってきた標高差は約250m。
この深い雪の中を一人でラッセルしながら、2時間半も登ってこられたのだから自分をほめてあげたいです。(笑)
もしもこの状況で山頂を目指すのなら、最低でも5人以上のパーティーでなければ無理でしょうね。
そこで休んでいる時、若い男女の二人連れが登ってきたのには驚きました。
例によって無茶苦茶なトレースでしたが、それでも若い二人の役に立ったみたいなので良かったです。
帰りも雪が深すぎて、本当の急斜面で無ければまともに滑られません。
でも、そんな場所は本の僅かだけ。
後は自分達のトレースの中を滑るしかありません。
それがまた結構なアップダウンがあって、また一苦労。
かなり下まで降りてきたところで昼食。
この辺りではスキー場側から降りてきた人達が結構滑っています。
そのために、私達が苦労して歩いてきた場所は、こんなスキーコースに変わっていました。
もしも私達のトレースが無かったら、ここまで降りてきたスキーヤーはどうするつもりだったのでしょう?
まあ今日は、良いラッセルの修行になりました。(^_^;
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