先日の朱鞠内湖キャンプの際に、漁協の入漁料徴収の仕事をお手伝いされている方と話す機会があった。
私は以前から朱鞠内湖での釣り人とキャンパーの関係が気になっていたのだけれど、今回その方から詳しい朱鞠内湖の釣り事情の話しを聞いて、
また気がかりなことが増えてしまった。
以前気にしていたのは、キャンプ場内に釣り人の車がお構い無しに進入してくることだった。
釣り人の朝は早く、夜が明けきらぬ前から車でやってきて、キャンパーが寝ている直ぐ横を砂利を引っかきながら走っていくものだから、
うるさくて寝ていられない。
そんな車は、大体が場内を一周して出て行ってしまうだけなのである。
最近はマナーも良くなってきたのか、そんなことも減ってきたような気がする。
あと気になるのは、キャンプ場の湖畔のサイトの中に車を止めて釣りをしている人達である。
ほとんどが日帰りの釣り人なので、夕方になればいなくなってしまう。
その間にやってきたキャンパーは眺めの良い湖畔が占領されているので、他の場所にテントを張るしかない。
今回のキャンプでもサイトに車を停めて釣りをしているグループがいたけれど、その間にやってきたキャンパーは誰もいなかったようである。
私が気になるのは、まさにそこにあるのかもしれない。
釣りの入漁料は一人1000円、キャンプ場利用料金は一人500円。
話しを聞くと今日は60人くらいの釣り客がいるとのこと。それでも何時もよりは少なめで、
天気の良い週末ならば100人以上は確実に入るそうである。
それに比べてこの日のキャンプ場利用者は・・・。
ざっと見渡しても10人ちょっと程度しか見当たらない。
営業利益を考えればどちらを優先するかは歴然としている。
「キャンパーで無いのにサイトに車を停めている」なんて文句を言うこと自体が憚られそうだ。
朱鞠内湖ではイトウのビッグサイズが結構釣れるらしい。
昨日ボートで釣っていた方も2匹釣れたと言っていたし、早朝に第2サイト先端で大型のイトウが釣れたのも目撃した。
でも、そうやってイトウを釣り上げるのはごく一部の釣り人だけで、ボウズの釣り人のほうが断然に多い。
それでも1000円の入漁料を払って大勢の釣り人が朱鞠内湖に押しかけてくる。
一方、僅か500円で素晴らしいロケーションが楽しめるオートキャンプ場が、何故いつも空いているのだろう。
キャンパーの一人として、空いていることを喜んでばかりもいられないような気がする。
ちなみに私も少しくらいは釣りをする。
魚がかかって竿がググッと引き込まれる瞬間はたまらない。
でも、ウグイが釣れるだけでその気分は十分に味わえる。
しかし、ウグイを釣るのに1000円を払う気にはなれない。
まして、イトウを狙って一日中キャストを続ける根気も無く、結局朱鞠内湖ではほとんど釣りをしたことが無いのである。
それでも早朝の静まり返った湖面に魚達の描く波紋が次々と広がるのを見ていると、竿を出したくて堪らなくなってしまうのだ。
もう一つおまけに気になったこと。
朱鞠内湖でカラスの鳴き声をうるさく感じたことは、これまでに一度も無かったような気がする。
ところが今回はカラスがうるさくて堪らなかった。
とうとう朱鞠内湖もカラスの餌場となってしまったのだろうか。
一度カラスが居付いてしまうと、駆除でもしない限りはいなくならないだろう。
これはちょっと悲しい事態かもしれない。
もう一つおまけで、これは嬉しいこと。
4月に泊まった時もクマゲラの姿を見られたけれど、今回もまたクマゲラの姿が。
鳴き声もずーっと聞こえていたので、この付近に棲みついているのだろうか。
カラスとクマゲラ、同じような黒い鳥なんだけど、イメージが違いすぎるかも。(^_^;
朱鞠内湖のキャンプ場内でキャンプしない釣り人とキャンパーとの関係について、私もヒデさんと同様の考えをしていました。ただ、私は朱鞠内湖キャンプ場のヘビーユーザーではないし、以下のことも個人的な意見と捉えてください。
キャンプ場内の釣り場としてのポイントは地形や魚の回遊コースの関係から第2サイト側がメインでここ最近は定着しているようです。それもシーズン初期(5月)とちょうど今時期の10月頃に人気や実績が高いと思います。(陸釣りのメインは前浜と減水期の島周辺)ただそのような時期にはキャンパー自体が少ないし、逆にキャンプのハイシーズンは釣果も釣り人も少ないため、是といって目立った問題は起こっていないのが現状ではないでしょうか?どちらが遠慮するべきか時期的に自然と決まってしまっているのかもしれません。
確かに収益的に考えると釣り人の方が優遇されても仕方ないとは思います。しかしながらキャンプ場はキャンプ場です。キャンパーは500円とはいえ料金を払ってキャンプをするわけだし、私のように遊魚券も買ってキャンプもする人は両方の料金を払っているのであって、遊魚券を買えばキャンプ場の利用料が無料になるわけではないのですから。
キャンプ場内(水際)に車を停めなくても釣りはできるはずだし、モラル的な呼びかけは漁協や管理棟でやって欲しいというのが個人的な希望です。釣り人もキャンパーを無視してるのではなく、気が付かない、もしくは特に何も言われないからいいという程度の認識ではないでしょうか?
幸い漁協の是までの努力と実績で朱鞠内湖を訪れる釣り人は多いのですがマナーは比較的良く保たれていると思います。漁協とその遊魚券がいい意味でフィルターになってるからか、一般的にマナーの悪い人はあまり来てない気がします。そんな釣り人にはモラルとして呼びかけるだけで、無粋な規制をせずとも効果は結構期待できると思います。
私個人としては朱鞠内湖は釣り人にもキャンパーにとっても現状にて既に良い環境を維持していると感じます。なので上記のような希望も声高に主張する気はありません。
ただ、ヘビーユーザーには不安になるような変化が静かに起こり始めているのかも知れませんが・・・。
ララバイさん、こんにちは。
詳しい情報ありがとうございました。
10月は特に釣り人の多い時期なのですね。
私も、ララバイさんの書かれた内容に全く同感です。
現在の釣り人とキャンパーの関係はとても良好に保たれていると思いますし、キャンパーが迷惑に感じる部分も釣り人がそのことに気が付いていないだけで、漁協の方でちょっと言ってくれればそれだけで解決するような話しでしょうね。
それよりもやっぱり私が気になるのはキャンパーの少なさです。
キャンプをすれば、朝夕の時間帯に思う存分釣りを楽しめるのにと思うのですが、ほとんどが日帰りの釣り客。
本来、釣り人とキャンパーって同じアウトドア好きの人間だと思うのですが、何処か違うのかな~。
どうも良く分からないですね。(^_^;
お久しぶりです。ヒデさん。
検索からここに辿りつきました。過去日記へのコメントでごめんなさいね。
地元からの状況説明と、今年の変化についてお知らせします。
今までキャンプ場の管理は、観光協会から委託された(やる気のない)某業者がやってましたが、今年から漁協を中心にしたNPO法人が立ち上げられ、トータルで考えての良い方へ向かい始めました。
いろいろと耳にしているマイナス面(朝から草刈り機がうるさいとか)なども改善されるもようです。今季は、私も時々受付のお手伝いに行くことになり、6月にHPができる予定で、ブログで随時、情報発信もしていくそうです。
たぶん今までは、キャンプ場の関係者に、改善の要望や提案をしても通じなかったと思いますが、これからはもっと連携が密に出来ると思います。マイナーながらも熱心なリピーターが多く、そんな皆さんを大事にしたいと思う気持ちが強く、働くメンバーも大きく変わりました。
kazunokoさん、お久しぶりです。
ブログの方は何時も見させてもらってますが。(笑)
今までキャンプ場の管理と釣りの管理が別々なことに違和感を感じていましたが、これからは一緒になるのですか!
とても良いことだと思います。
これでますます朱鞠内湖が魅力的な場所に変わっていきそうですね。
それにしても今年の朱鞠内、積雪はまだ70センチ以上!
信じられない世界ですね。
ミズバショウやエンゴサクも、雪の下で春を待ちこがれていそうですね