ホームページを公開して12年目になる。
最初の頃は年を追うごとにアクセス数も増え続けていたのが、それも3年前くらいから頭打ちとなり、
今年の夏頃からはとうとう前年同月を大きく下回るようになってきた。
アクセスが増えれば更新する意欲も湧いてくるけれど、それが減り始めるとモチベーションも下がって意欲も薄れてくる。
更新されないサイトは必然的にアクセス数も減ってくるだろう。
まるでホームページのデフレスパイラルと言えそうだ。
何故アクセスが減ってきたのか。
これについては、ある程度その理由が思いつく。
一つは、インターネットの普及率との関係だ。
北海道キャンプ場見聞録へのアクセス数の増加はインターネットの普及率と極めて相関性が高い。(多分他のサイトも同じようなものだろう)
インターネットの始まりの頃から右肩上がりで増え続けていたその普及率も次第に成熟期に入ってきたようで、
平成18年から19年にかけてはほぼ横這い状況となっている。
それが20年になって減ることは無いだろうけれど、パソコンだけでネットを利用している人数は減ってきているそうである。
携帯から利用する人が増えている一方、パソコンからの利用者は1割近く減っているとの数字が出ている。
見聞録はパソコンからの利用しか想定していない。
もう一つは、ホームページやブログの増加。
以前はキャンプ場の紹介をしているサイトなど数える程しか無かったのに、最近は個人ブログも含めてそんなサイトは数知れず、
内容も充実したものが増えてきている。
今までこそ、検索サイトでもキャンプ場見聞録が検索結果の上位にヒットするけれど、それも何時までその状態が続くかも分からない。
以前はGoogleでの上位ヒットを目指して色々な手段を講じていたけれど、最近はそれも面倒になって殆どほったらかし状態なのである。
そして最後の理由が、その検索エンジンの高機能化にありそうだと私は考えている。
自分の知りたいことについて、キーワードの設定さえ間違わなければ、
ほぼ最初の10件以内の検索結果に自分の知りたい情報が見つかるようになってきた。
かつて、キーワード検索よりYahooのカテゴリ検索から情報を探した方が、良質な情報を見つけやすかったような時代もあった。
しかし現在は、更新もされなくなったままカテゴリに残っているサイトに間違ってアクセスしてしまうより、
キーワード検索の方が素早く良質な情報に辿り着くことができる。
そして、その情報をどんな人間が発信しているかなど大して気にもせず、知りたい情報さえ得てしまえば、サッサとそのページを閉じてしまう。
検索エンジンの高機能化によりネット全体が一つの大きなデータベースと化し、
その中ではホームページ製作者のことなど気にかけられることもない。
そのデータベースの中に少しでも良質な情報を提供しようとホームページを開いた頃は考えていたのだけれど、
実際にそのデータベースの中の一片となってしまうと、何だか味気ない思いもする。
デスクトップ用の壁紙のページなどは以前の1/3程にアクセスが減ってしまい、
現在壁紙ページ全体の再構築をやっているところだけれど、これが終わってもアクセスが回復することは無いと思われる。
デジタルカメラが普及したので、
デスクトップを飾る画像はわざわざ壁紙サイトに頼らなくても自分で撮影したものを使えば良いのである
それ以外でアクセスが極端に減っているのが掲示板(BBS)である。
これはもう、どこのサイトも同じ状況だろう。
昔はこのような掲示板の数も少なく、一つの掲示板に多くの人達が書き込みをすることにより、充実した情報交換が行われていた。
しかし、各サイトが独自に掲示板を作るようになってから、その利用者も次第に分散するようになり、
アクセスする人の少ない掲示板はもはやその用をなさない。
限られた友人間の連絡手段として機能するだけである。
ミクシィのような閉ざされたコミュニティもでてきた。
それにプラスして、ブログのコメント機能もBBS衰退の大きな原因となっているのは間違いないところだ。
私自身、新たにブログを立ち上げるとき、これまでのBBSはどう扱えばいいのだろうと悩んでいた。
それに加えて、WIKIのシステムを利用したキャンプ場紹介サイトを作り、
各キャンプ場の情報はそれぞれのキャンプ場ごとに書き込めるようにしたものだから、
自分自身でBBSの利用者を減らす努力をしているようなものである。
某匿名掲示板のようなものではなく、多くの人がキャンプの情報を気軽に交換し合えるような場が一つくらい有ったら良いのにと思ってしまう。
最後にもう一つ上げるとすれば、メールマガジン。
現在私が発行しているメールマガジン「北の道ばた」の発行部数は300部。
以前、共同発行していたメルマガは1400部を越えていたのが、個人で独自に発行し始めてからは全然部数が増えない。
メールマガジン自体が既に時代遅れになってきた頃に発行したものだから、まあこれはしょうがないところだろう。
このようにネット環境自体が大きく変わってきている中で、今の形のまま惰性だけで更新を続けていたら、
何れは壁にぶつかる時がやって来そうだ。
とりあえずは100万アクセスが間近に迫っていて、多分それは来年の6月頃には達成できそうで、当面はそれを目標にやっていくしかない。
でも、その目標を達成してしまった後、果たして新たな目標が生まれるのかどうか、今のところは全然見当がつかないいる。
ヒデさん、こんにちは
ご無沙汰しています・・・
今回の内容は、私も含めて、少なからずホームページを開設している方は、どなたも感じているのではないでしょうか?
どうしても、更新のしやすさや手軽さにおいてはブログが勝りますから、同じような内容をホームページより先にブログに載せてしまったりして、自分自身でホームページの必要性を下げてしまっているのかもしれませんね。
そして・・・言われて見ると、私もこちらのブログやHCNのページは良く見させていただいていましたが、メインである見聞録のページ最近見ていませんでした。
すみませ~ん(^^;
アッチさん、、こんにちは。
ホームページの載せる内容って大体は同じような内容になってしまうので、一度見てしまうとそれで終わりって感じですよね。
以前は他の方のサイトってあまり見ていなかった私ですが、皆さんがブログを作るようになってからは頻繁に巡回するようになりました。(笑)
移り変わりの激しいネットの世界ですから、成り行き任せでやっていくことにします。