オリンピックとコロナ

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この実行再生算数を見れば、コロナの感染拡大は8月1日にはピークアウトしているようだ。
まだ1を超えているので、感染者数（正しくはPCR検査陽性者数）の増加はもう少し続くだろうが、一週間後にはこれも減少に転じると思われる。
沢山の感動を残して、昨日でオリンピックは閉幕したけれど、感染拡大を招くからとあれだけオリンピック開催に反対していた人達は、もしもこの実行再生算数通りの結果になれば、それをどう評価するのだろう？

オリンピックを開催すると感染が拡大すると言っていたら、オリンピックの始まる前から感染拡大。
すると、感染が拡大している中でオリンピックを開催して良いのか、と言う話に入れ替わる。
無観客で、徹底した感染防止策をとっていても、オリンピックをやっているから国民の気が緩んでいると難癖をつける。

挙句の果てには、人の命より金儲けのことしか考えていない、との話に持っていく。
今のオリンピックが金まみれなのは周知のことで、金がなければ今のようなオリンピックは開催できない。
それらを分かった上で、日本にオリンピックを招致したのではないのか？
今頃になって、それとコロナを結びつけてオリンピック批判をするのは、私には理解できない。

もしも、オリンピックを止めていたら、今の日本はどうなっていたか考えてみて欲しい。
「僕たちの運動会が中止なのに、どうしてオリンピックは開催できるの？」
子供から聞かれて答えに困っている、なんて親の話をマスコミは喜んで取り上げていた。

オリンピックを止めていれば「オリンピックを止めたのだから、他のイベントも全て中止しろ」との同調圧力が更に強まるだけ。
それでも感染は拡大して、県をまたぐ移動はすべて禁止、故郷への帰省など以ての外。
オリンピックのために作った施設は殆どが負の遺産となり、国民の心には大きな穴がポカリと開いたまま。

殺伐とした心の風景が広がっていたことだろう。
今の菅政権の唯一の功績は、オリンピックを止めなかったことだと私は思っている。

尾身会長が 「ワクチン接種以外に下がる要素がない」と言っていた。
しかし、ワクチン接種はなかなか進まないし、非常事態宣言を出しても人の流れは止まらない。
それにも関わらず、もしもこのまま感染拡大が止まったとすれば、尾身会長にはその理由を説明する責任があるはずだ。

そのワクチン接種についても、接種がかなり進んだ国でも再びコロナの感染が広がり、3回目のワクチン接種を始めるという話もある。
ワクチン万能説は既に怪しくなってきている。
老人や基礎疾患を抱えている人はワクチンを接種した方が良いのは確かだが、私はまだ様子を見ていたい。

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北海道ももう少しで感染拡大が止まりそうだ。

これはあくまで私の希望的観測である。
しかし、もし本当にそうなったとしたら、日本国民はそろそろ目を覚ますべきである。
専門家と言われる人間やマスコミに、何度も同じ言葉で脅かされ続け、そして大きな損失を黙って受け入れてきた国民。
それが本当に正しいことだったのか、そろそろ総括する時期にきていると思うのだが。