北海道マラソンで記録達成

初めて参加する北海道マラソン。
そして初めての経験となる夏のフルマラソン。
当日の暑さが心配だったけれど、もっと心配だったのは3日前に前立腺がんの放射線治療20回を終えたばかりだったこと。
その放射線治療の副作用で頻尿症状が出ていて、前日には2時間毎にトイレに駆け込むような有り様。
水をがぶ飲みしながら走らなければならないのに、こんなことでまともに走っていられるのだろうか。
そんな心配を抱えながら、マラソン当日を迎えました。

参加者が2万人近いマラソンなので、スタートブロックへの整列時間が7:00～8:20でスタートが8:45と待機時間も長くなります。
7時頃にトイレは済ませたものの、待っている間にまたトイレに行きたくなってきます。

スタート時の気温は24度。
去年はスタート時点で30度近かったらしく、それと比べるとまだマシです。

ニッカウイスキーの看板を眺めながらすすきのへ。

スタートして2キロで中島公園のトイレに寄りました。
これで少しは安心して走れるかも。

豊平川を渡ります。

コース上一番の登り坂となる白石藻岩通の坂。
まあ、坂と言えるレベルじゃないですけどね。

再び豊平川を渡って市街地中心部へと戻ってきます。
この手前でも用心のために2回目のトイレに入りましたが、ほとんど出なかった。
無駄な時間を浪費。

創成川通のアンダーパス。
空気が流れないのでかなり蒸し暑かったです。

そのアンダーパスを出たところにあるミストシャワーポイント。
今回から新設されたらしいですが、気休めにもなりません。

そして問題の新川通りへと出てきました。
この付近は我が家からも近く、何時もこの辺りで応援してました。
新川通りに出てくる前、17キロ付近でもトイレに入りましたがちょっとしか出なくて、またしても無駄な時間の浪費。

この先、前田森林公園で4回目のトイレ。
大量に汗をかくので、トイレ問題はそんなに気にしなくて良かったのかも。

前田森林公園の先にある25キロ関門で、閉鎖時間まで4分しか無かったので焦りました。
次の29.8キロ関門の閉鎖時間は12時55分。
キロ8分のペースで走らなければ間に合いませんが、まだ何とかなりそうです。
上の写真は29.8キロ関門。
何とか5分以上の貯金ができたけれど、暑さのためにペースは落ちているし、給水所でも時間が取られます。
これ以上トイレに寄っている時間はありません。

35キロ関門での余裕時間は1分20秒。
そして北大構内の40キロ関門の閉鎖時間は14時20分。
とうとう1分を切ってしまいました。
そしてこの先、41.5キロにも最終関門があるのです。
そこまでは歩いてでも間に合うのですが、普通のマラソン大会じゃこんなところに関門はないですよね。
ここまで走ってきて関門に引っかかって完走できなかったランナーさんは本当に気の毒です。