これまでも漬物はちょくちょく作っていたのですが、去年は大根とヤーコンが大量に収穫できたので、本格的に漬物にチャレンジしてみることに。
札幌ならば、大根は収穫後に土の中に埋めておくと、その上に雪が積もって春先まで新鮮な状態で貯蔵できます。
それが十勝では、雪が少なく冷え込みも厳しいので、かなり深い場所に埋めないと凍ってしまいますし、途中で掘り起こすにしても土が凍っているので簡単にはいきません。
必然的に、大根やヤーコンを長期貯蔵するためには漬物にするしかないのです。
写真は、左がヤーコンの辛子漬け、右が大根のこうじ漬。
レシピ的なものも参考までに載せておきます。
大根もヤーコンも、まずは下漬け(塩漬け)後に本漬け。
11月10日 下漬け ヤーコン9kg、塩180g、焼酎180cc、酢270cc
11月17日 ヤーコン粕漬 下漬けヤーコン4.8kg、酒粕1.5kg、ザラメ400g
ヤーコン辛子漬け 下漬けヤーコン2.1kg、ザラメ120g、焼酎80cc、酢40cc、鬼からし1袋(40g)、カツオ節適量
11月18日 大根塩漬け 8本(10kg)、塩300g
11月23日 大根甘酢漬け 塩漬け大根3kg、砂糖300g、酢150cc、鷹の爪適量
大根こうじ漬け 塩漬け大根3.6kg、こうじ床(別掲)、鷹の爪適量、昆布適量
大根もヤーコンも12月5日頃から食べ始めましたが、とっても美味です。
大根の漬物といえば真っ先に沢庵(たくあん)を思いつきますが、勿論これも作ってみました。
沢庵はまず干すところから始めますが、何となく季節感があって楽しいです。
10月13日 10本(11.4kg)を干します。
10月22日 漬け込み
大根6.3kg(9日間乾燥してこの重さになりました)、塩300g、糠1kg、砂糖300g、鷹の爪3本、昆布適量
大根の葉を干したものは、材料を全部漬け込んだ後に上に敷き詰めました。
一ヶ月後から食べ始めましたが、少ししょっぱくて味は今一かな~。
こちらは大根こうじ漬けのこうじ床作りです。
塩漬け大根3.6キロに使うこうじ床として、もち米3カップを水6カップでおかゆ状に炊き上げます。
80度まで温度が下がったところで米麹600gを混ぜ、電気毛布とペットボトル湯たんぽで保温しながら翌朝まで。
そうしてこんな感じのこうじ床が完成して、これに漬け込みました。
こうじ漬け(べったら漬)は長期保存ができないらしく、1月に入ると少し酸っぱくなってきましたが、それでも2月上旬まで美味しく食べられました。
7月27日に梅の実5kgを塩190gで漬け込み。
8月11日にもみ紫蘇800gを追加。
8月23日から3日間ほど天日干し。
これで完成なのですが、しょっぱ過ぎてとても食べられません。
1%の塩水に丸1日漬け込んで塩抜きし、何とか食べられる状態に。
干してそのまま食べるものと、元の梅酢に戻して食べるものに分けましたが、やっぱり梅酢に戻したもののほうが美味しいです。
でも、我が家の朝食はほとんどがパン食なので、梅干しを食べる機会があまりないのが残念。
今年は凍み大根作りにも初チャレンジ。
せっかく収穫した大根を無駄にはできません。
輪切りにした大根を茹でてから、干し籠に入れて天日干し。
十勝は冷え込みは十分なのですが、日中も氷点下の日が多くて、本州のように凍ったり解けたりの繰り返しがありません。
それでも、日中の陽射しで少し解けるみたいで、何とか凍み大根になりました。
これがなかなか美味しかったので、今年からは余った大根は全部凍み大根にしてみます。
田舎暮らしは自給自足生活を楽しめます。
今年は大豆も栽培して、味噌づくりにチャレンジかな。
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