地元の山に登る

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2日前に30センチを超えるまとまった降雪があり、朝から日高山脈もくっきりと見えていたので、以前から気になっていた地元の山に登ってきました。
三等三角点のある山で、名称は岩超山、標高は934.6m。
山の中腹に見えているオープン斜面を滑るのが目的でしたが、体力が許せば山頂まで登ってみるつもり。
でも、一人ラッセルで体力を使い果たし、オープン斜面の一番上までも登ることができず。
雪も悪くて、途中撤退となってしまいました。

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「あれ?トレースがある!」と思ったら、鹿の足跡でした。
目的の山は右前方に見えています。
その中腹の白く見えている斜面が目的地。

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多分牧草地だと思いますが、まるで鹿の運動場みたいに足跡だらけ。
奥に見えているのはオダッシュ山。

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全般的に緩やかな登り傾斜ですが、等高線と平行に続くこの林道だけがほぼ平ら。
帰りに350m程歩かされました。

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森の中を登れば良いのだけれど、林道沿いに有刺鉄線が張られていて、小さな沢も多いのでルート選択が難しいです。
それでも、地形図の等高線の微妙な変化を読みながら、登るルートを決めるのはなかなか楽しいです。

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立派なミズナラの木。
ここまでおよそ1時間。
この後、徐々に傾斜がきつくなってきます。

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林道を横切ると、いよいよ目的のオープンバーンが目の前に広がります。
ここまで1時間40分。
笹が目立ちますが、滑るのにそれ程支障は無さそう。
ところが・・・。

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斜面の雪は、表面が固く締まったウインドクラスト状態。
自分の技術ではこの雪を滑るのは無理。
雪を割りながらのラッセル。
まるで砕氷船になった気分。

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楽しく滑れないのが分かっているのに苦労して斜面を登るのは、心が折れます。
それを慰めてくれるのは後ろに広がる風景。
日勝峠から眺める風景は見慣れたものですが、ここからの風景はとても新鮮。
清水町の街並みが目の前に見えます。

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こちらは新得町方向。
ウペペサンケやニペソツ、石狩岳などの山々が格好良い!

結局、標高700m付近の尾根に上がったところで、今日は終了。
雪が良ければもっと上まで登るところですが、そこまでの気力はありません。

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パウダーが舞い上がるのなら良いけれど、下に落ちていくのはクラストした雪の欠片。
ほとんど斜滑降で降りてきました。

昨日はそんなに風も強くなかったのに、ここの斜面は何時もこんな感じなのかな~。
2度めは無いかも。
何と言ってもアクセスがちょっと長すぎ。
日勝なら、その時間で山の上まで登れますからね。