朱太川を下った後、二日間くらいは良い天気が続きそうなので、道南まで足を延ばすことに。
目的は一週間前のSTVのソラタビ北海道で放送されていた、乙部町の海岸風景を見ること。
乙部町はマイナースポットを含めてほぼ周り尽くしていたと思っていたのに、その放送の中で出てきた穴あき岩はを見た時は、「まだこんなところが残っていたんだ」と衝撃を受けました。
そして、滝瀬海岸(シラフラ)の絶景も。
朱太川を下った後に足を延ばすには丁度良い機会だったのです。
川下り後に泊まったのはピリカキャンプ場。
最初は長万部公園キャンプ場に泊まるつもりが、焚火禁止と言われたのでピリカに変更。
別に無理して焚火する必要も無いのですが、薪も用意していたし、今時期のキャンプはやっぱり焚火が一番の楽しみなのです。
この日は 十三夜の栗名月で、お月見も楽しめました。
そして翌日未明はオリオン座流星群が極大を迎えます。
月が沈んだ午前3時半頃に起き出して、30分くらいで8個の流れ星が見られました。
空を横断するような長い流れ星や、尾を引く流れ星も見られてラッキー!
そして翌日、乙部町に入り鮪の岬、館の岬に寄り道しながら、生命の泉で水を汲み、テレビで放映されていたくぐり岩へ。
それが冒頭の写真です。
くぐり岩から更に600mほど歩いた所にあるのが滝瀬海岸(シラフラ)です。
地層の境目から水が染み出している様な場所もあり興味深かったです。
乙部町には生命の泉と称される湧水スポットが何カ所かありますが、きっとこんな地層から水が湧いているのでしょうね。
この日のキャンプ地は上ノ国町の夷王山キャンプ場。
これまで一般的なキャンプ場の方を利用していましたが、今回はそこから離れた丘の上にテントを張りました。
素晴らしい風景の場所なのですが、こんな場所なので風が強い時はテントは無理です。
この日も少し風がありましたが、キャンプを楽しめるギリギリの範囲内で収まりました。
サイトからは海に沈む夕日も見られます。
本来のサイトは谷間に位置するので、そこから夕日は見られないのです。
陽が沈んで、まだ空に明るさが残る午後5時40分頃、火球並みに明るい流れ星を見ました。
数日前に北海道で目撃された火球のニュースが流れていましたが、この時の流れ星も空が暗い時ならばかなりの明るさだったと思います。
ここの炉の付属するテーブルは、凄く使いやすくて気に入りました。
本来は炭を使う炉ですが、耐熱煉瓦が使われているので、小さな焚火ならばテーブルを焦がすことなく楽しめます。
家から持参した薪は昨日のキャンプで燃やし尽くしていましたが、海岸から大量の流木を拾ってきたので、この夜も盛大に焚火を楽しみました。
江差や上ノ国の街の明かりを眺めながら、良い夜を過ごせました。
海の向こうには奥尻島の街の明かりも見えています。
夷王山キャンプ場に泊まったら夜明けの塔から朝日を楽しむのが我が家の定番です。
ところが、その目の前に風車が建てられていました。
「朝日を見るために作られた夜明けの塔だと、何でここに風車を建てなければならないの?」と考えざるを得ません。
暴挙と言っても良いですね。
キャンプ場周辺にも風車が新しく建てられていて、その音が結構気になります。
まあ、無料で利用できるキャンプ場なので文句は言えませんけどね。
この風車だけが残念でしたが、とても充実したキャンプを楽しめました。
これが今シーズンのキャンプ納めかな?
11月に小春日和になればまた出かけるかもしれないのは、カヌーを同じですけどね。(笑)
コメント