まだ廃線は決まってませんが、近いうちに廃線になることがほぼ確実な札沼線の新十津川駅まで、一日散歩きっぷを使って行ってきました。
調べてみて初めて知ったのですが、新十津川駅まで行く電車は1日1本しかないのです。
正しく言えば、浦臼駅～新十津川駅間は1本の電車が折り返し運転しているだけなのです。
これで地元の方が利用できるわけがなく、乗っているのは全員が鉄ちゃんと言っても良さそうです。
札幌からの直通電車はないので、石狩当別で乗り換えです。
1本早い電車で来ていたので、ゆったりと座れましたが、次の電車が来たところで1両編成の車両はほぼ満員。
立っているお客さんまでいました。
多分、好きで立っていたのだと思われますが。(笑)
札沼線は、貨車を利用した待合室の置かれている駅が多いです。
石狩月形駅では列車すれ違いのため23分停車。
2両の電車が並ぶ様子は鉄ちゃんの萌えポイントらしく、この撮影位置にカメラマンが群がってました。(笑)
車窓からは、渡りの途中の白鳥やマガンの姿が沢山見られます。
汚れた窓越しの撮影なのでパッとしませんが、渡りの様子は改めて写しに行こうかと思ってます。
新十津川駅では駅長犬ララが出迎えてくれます。
幼稚園児も出迎えてくれるみたいですが、日曜日だったのでその姿を見られずガッカリ。
お約束である終点の車止めもしっかりと撮影。
大方の鉄ちゃんは、このまま折り返しの電車に乗って戻るみたいですが、私たちは石狩川を渡って滝川へ。
昼食は食堂高田屋のチャップ丼。
長年つぎたしつぎたしした秘伝の熟成だれをからめた道産SPF豚の豚丼とか。
早い時間に入ったのに、地元客で直ぐに満員に。
地元の人に愛されている店って良いですね。
そして、滝川を車で通り過ぎる時にいつも気になっていた中川かなものの建物を見に行きました。
昔の丸井今井呉服滝川支店だった建物で、軟石で作られたうだつには丸井今井のマークも刻まれています。
シャッターが下りていたのでちょっとがっかりしましたが、そのシャッターに貼られた張り紙を見てビックリ。
4月5日に中川かなものが倒産したとの内容が書かれていました。
数日前に倒産したばかりだったのです。
由緒ある建物なので、このまま残してほしいですね。
帰りは函館線で札幌まで。
滝川駅も岩見沢駅も駅舎は立派ですが、駅前は何処も寂しいですね。
5年前の江差線の旅以来、久しぶりに鉄ちゃんしてきましたが、電車の旅をするとJRの経営の厳しさを改めて実感します。
微力ですが、これからももう少しJRを利用しようと思います。
一日散歩きっぷ、なかなか使えます。(^^)
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