故郷の山に初登頂

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私の故郷である清水町。
そこから真正面に見えるのがペケレベツ岳です。
何時もこの山を眺めながら過ごした少年時代、私の原風景と言っても良いかも知れません。
山に登るようになってから、いつかはその山頂に立ちたいと思い続けていましたが、ようやくその願いが叶いました。
山頂に立ったときの感動は、今までに登った山の比ではありませんでした。

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日勝トンネルの日高側入り口から、まずは日勝ピークを目指して登っていきます。

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トムラウシや十勝岳などの遠くの山も、この時はまだくっきりと見えていました。
でも、東ヌプカや西ヌプカは、十勝平野を低く覆った霞に隠されています。
昨日からPM2.5の影響が出ていたので、それかと思いましたが、中国から流れてくるPM2.5がこんな低い場所だけに発生するわけないですよね。

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日勝ピークの山頂近くまで登った後、ペケレベツ岳との間の沢に向かって滑り降ります。
滑るのは楽しいのですが、せっかく400mくらい登った分を全部降りてしまいます。
そして帰りには、ここをまた登らなくてはなりません。

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そして、この後の登りが大変でした。
何の写真か分からないかもしれませんが、スキーのシールにこびり付いた雪です。
シールワックスを塗っても全く役に立ちません。
両足に重りを付けて登っているようなものです。
鉄球を付けられた囚人の気分です。

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それでも、再び450m以上登ってペケレベツ山頂に立てました。
ところが、日勝ピークではくっきりと見えていた遠くの山なみですが、山頂部分が見事に隠れてしまっています。
これは間違いなくPM2.5によるものだと思われます。
でも、これだけ展望があれば不満はないです。

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山頂から続く尾根の雪庇が怖いです。

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ペケレベツ岳から十勝側に滑り降りる時のドロップポイントは、この辺りなのでしょうね。
この東斜面も一度は滑ってみたいと思っていましたが、もういいです。
急過ぎます。(笑)

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登ってきた尾根の滑りも楽しめると聞いていましたが、それも途中まででした。
この先は酷いストップ雪。
直滑降で滑っていても、突然スキーが止まって頭から転びそうになります。

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そして、日勝ピークへの登り返し。
ここの雪はザクザクに融けていて、おかげでシールに雪が付くことはなく助かりました。

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登る時はアイスバーンだった日勝ピークの斜面も、帰りは程よく融けていて、まあまあ楽しめました。

今回は雪質の変化に苦しめられましたが、パウダーの時にもう一度このコース、滑ってみたいです。
でも、ペケレベツの山頂は、もう行かなくても良いかな。
疲れきってヘロヘロです。(笑)