旅する阿寒

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コーチャンフォーで見かけた本です。
松浦武四郎が歩いた阿寒町から阿寒湖までの道のりを「阿寒クラシックトレイル」として、新たな観光資源にしていこう。
そんな活動をされていた著者が、トレイルや阿寒のことを紹介しています。
「阿寒クラシックトレイル」の中でも、特に私の興味を引いたのは「川の道」とされている区間。
阿寒川沿いを歩くのです。
これはもう買わないわけにはいかないですよね。(笑)

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阿寒川の上流部は、是非一度は下ってみたいと憧れていた区間。
しかし、倒木も多くてカナディアンで下るのは無理だろうとのことで、実際に下ったのは徹別から下流でした。
「川の道」とされているのは、私が下ってみたいと考えていた区間とほぼ同じです。

実際にカヌーで下ったとしたら倒木を避けるためのポーテージの連続でしょうから、それなら最初から歩いた方が楽ですよね。
今年の目標が一つできました。(^^)

「山湖の道」も面白そうです。
トレイルの途中に適当な野営地があれば、テントを背負ってトレイルを通して歩くのも楽しいかも。

著者の塩博文氏は釧路市役所を定年退職し、現在はアウトドアガイドをされているとのこと。
市役所時代に阿寒の観光に関わる仕事をしていた関係もあり、この本を書くことになったそうです。
私と違って、素晴らしい第二の人生を送られていて羨ましいです。(笑)

阿寒は北海道を代表する観光地の一つですが、私は数回訪れただけで、いまいち馴染みがありません。
興味はあるのですが、カヌーで出艇できそうな場所が無いし、森の奥まで入ってみたくても周辺は前田一歩園財団の管理する森のためガイドと一緒でなければ歩けないし、敷居の高いイメージがあるのです。
でも、この本を読んで、もう少し違った阿寒の楽しみ方もあるのかなと思うようになりました。

観光ガイドのような内容ではありませんが、阿寒での新たな旅の方法を提案してくれる、そんな一冊だと思います。