バックカントリー体験

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カヌークラブのKさんは、一度だけ皆と一緒に冬山に登ったけれど、あまり楽しい思いはできなかったのだとか。
今日は、久しぶりにそのKさんが参加できるとのことで、是非Kさんにバックカントリーの楽しさを体験してもらおうと、企画されたのが白樺山ツアー。
比較的簡単に登れて滑りも楽しめるのが白樺山。
果たしてKさんは楽しむことができたのでしょうか。

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スタートはお馴染みの新見温泉。
ニセコも最近はまとまった雪が降っていなかったせいか、車も少なかったです。

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登り初めのころは天気も良くて、目国内岳の山頂もくっきりと見えていました。

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久しぶりにスノーシューで山に登るKさん。
置いていかれないように必死になって皆に付いていきます。

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そんなKさんを優しく見守る雪のお化け。

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次第に曇ってきて、山の上では強風が容赦なく吹きつけてきます。
何時ものように、山頂までは登らずに途中のコルから南東斜面を滑ることに。

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滑り始める頃には再び青空が広がってきて、南東斜面に入ると風も弱まりました。
ノートラックの斜面にパウダースノー。
F本さんが一番良いラインを選んで滑り降ります。

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かみさんも絶好調。
適度な傾斜で、スピードもあまり出ない雪質。
今日は滑り足りなかったみたいです。(笑)

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Kさんも、パウダーを滑る楽しみを知ったようです。
ただ、滑り終わった後にはこの斜面をもう一度登り返すことは、O橋さんに言われて初めて知ったみたいです。
親切なO橋さんは、Kさんが楽しく滑れるようにと、あえて黙っていたそうです。

Kさんには気の毒ですが、バックカントリーとはそんな遊びなのです。

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そうして登り返し。
後ろの方に小さくポツンと見えているのがKさんです。
最初の登りでは皆もKさんのことを待ってあげていたのに、登り返しでは置き去りにされるKさんです。
再び曇ってきて、山頂は猛吹雪。

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そうして、皆から大きく遅れてやっと登ってきたKさん。
バックカントリーの厳しさも味わったようです。

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雪も降り始めたので、斜面をトラバースしてそのままお帰りルートへ。

あまり期待していなかった白樺山ですが、終わってみれば今シーズンで一番楽しく滑れた気がします。
Kさんも、足が攣りそうになるくらい疲れたみたいですが、バックカントリーの楽しさを知ってくれたようです。