紅葉が見頃を迎えている休日の京都。
この日に何処へ行くかが、今回の旅における一番の問題でした。
そこで考えたのが、鷹峯の古寺や大徳寺の塔頭をゆっくりと歩いて回る計画。
特に、本阿弥光悦ゆかりの鷹峯は、学生時代に訪れたことのある懐かしい土地でもあります。
夜中に降った雨が見頃を迎えた紅葉をしっとりと濡らし、この選択は大正解でした。
光悦寺に着いたのは午前8時前。
入口には既に10名くらいの人達が集まっています。
拝観時間の午前8時になるのを待っているのかと思ったら、そこで順番に参道の写真を撮っているところでした。
確かに、人の写り込まない写真を撮りたいのは皆同じですよね。
でも、そこまでして絵葉書と同じ様な構図の写真撮ってもしょうがないよな~と思ってしまうのでした。
確かにここの風景は美しかったですけどね。
紅葉だけじゃ面白くないので、おじさんがモデルになってみました。(笑)
光悦寺と言えば、光悦垣が有名です
学生時代は造園学を専攻していたので、この光悦垣が見たくて鷹峯までやって来たのでした。
30年ぶりくらいに見る光悦垣でした。
次に向かったのが源光庵。
源光庵と言えば「悟りの窓」と「迷いの窓」。
時間も早かったので、この写真も比較的簡単に撮れました。
人が増えてくると、このポジションから撮すのも大変だと思います。
鷹峯にはもう一つ、常照寺がありますが、こちらはどちらかと言うと桜の名所。
でも、紅葉も素晴らしかったです。
鷹峯の三寺を回った後は、紙屋川沿いを歩いて大徳寺を目指します。
ここを歩く観光客は殆どいないようです。
吟松寺入り口付近の美しい紅葉も独り占めです。
今宮神社に参拝し、門前の店で名物のあぶり餅を食べてから大徳寺へ。
ここでは紅葉の美しい塔頭を見て回るつもりでしたが、一つ一つ回っていては拝観料がかかって大変です。
外から眺めるだけでも紅葉は十分に楽しめます。
中まで入ったのは黄梅院だけ。
ここでは建物内部だけではなく庭園も撮影禁止。
写真を撮らないと、どんな庭だったか全く思い出せません。
拝観料を払ったのは無駄だったかも。(笑)
予定していたところは一通り回り終えましたが、まだ時間に余裕があったので喫茶店で一休みしてから、直ぐ近くの建勲神社から船岡山へ。
船岡山は五山送り火の鑑賞スポットとして有名みたいです。
山を下りたところで美味しそうなうどんの店を見つけて、そこで昼食。
紅葉スポット回りはここで一休みして、午後からは伏見観光へ。
せっかく伏見のホテルに泊まっているのに、周辺を何も見ないままに去ってしまうのは勿体ないです。
ここだけは絶対に見たかったところ。
坂本龍馬が定宿にしていた船宿「寺田屋」。
寺田屋騒動の舞台として、龍馬ファンにとっては聖地みたいな場所ですね。
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