GW山三昧

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GWは川で遊ぶのが何時ものパターンなのですが、今年はウィルダネスカヌークラブバックカントリー部会の一部のメンバーの中で「GWは中岳温泉にテントを張って、周りの山を滑りまくろう!」何て話しで盛り上がり、私達もそれに付き合わされることに。(笑)
今年のGW後半のスタートは素晴らしい天気となり、北海道の中では真夏日を記録したところもあったみたいです。
標高二千メートルの山の上でも同じ様な状態で、最高の3日間を過ごせました。

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初日の3日は、足慣らしで黒岳へ。
雪の黒岳は、我が家がバックカントリーデビューしたばかりの10年前に一度チャレンジしただけ。
その時は膝ラッセルで登って途中リタイア。
ラッセルが無かったとしても、山頂まではたどり着けなかったと思います。
何せこの急斜面。
斜面が急すぎてキックターンができなくなったかみさんは今回も途中リタイア。

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かみさんがリタイアしたので、山頂に立ったのは5人。
この風景を見られなかったのは勿体ないです。
でも、山頂は凄い風が吹いていました。

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気温が高くて雪もザクザクでしたが、急斜面なので何とか滑れました。
怖いのは上から転がってくる雪だるまです。(笑)

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この日の宿泊は旭川モンゴル村。
ゲルに泊まることができますが、私達が泊まったのは屯田兵屋。
北海道の開拓時代に使われていた住宅に泊まることができるのなんて、多分ここだけだと思います。
建物の板壁は隙間だらけで、皆はこれで1棟5千円も取るのは酷いと言ってましたが、私にとっては最高の宿でした。
何と言っても囲炉裏があるのが最高!(笑)

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そして4日は旭岳に向けて出発。
だいの大人がはしゃいでいます。(笑)

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ロープウェイ駅からテン場を目指します。
この日も気温が高くて良い天気ですが、昨日に続いて風が強いです。

20キロの荷物を背負って山スキーで歩くのは初めての経験。
それは、F本さんを除けば他のメンバーも同じです。
それなのに、私一人だけが大きく遅れて、付いて行くのも一苦労。

中岳温泉は先客がいて、テントを張るスペースもなかったので、近くに風を避けられる場所を見つけて、そこにベースキャンプ設営。

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このテン場まで2時間。
設営が終わったら早速山へ。
疲れ果てていた私とかみさんはお留守番。

留守番で正解でした。
皆が滑ったのは熊ヶ岳のシュートのような急斜面。
I山さんでさえ、かなりびびったみたいです。

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テン場の夕暮れ。

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日が沈むとともに、気温は一気に下がり、持ってきた服を全て着込んでも堪えられないくらいに寒かったです。
タープを屋根にした簡易イグルーですが、設計ミスでタープの大きさよりイグルーの床面積が広すぎて、屋根には隙間が。
そこから吹き込んでくる風もあって、余計に寒かったのだと思います。
皆は震えている中で、一人だけ薄着でハイテンションだったのがI山さんでした。(笑)

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翌日は安足間岳に登ります。
相変わらずの良い天気。

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そして山頂からの絶景。

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真っ白な大斜面。

な訳で、最高の3日間を楽しむことができました。

ちなみに、今回の6人のメンバーの中で冬のキャンプ経験者は3人だけ。
私達夫婦だって、山スキーで登ってのテント泊なんて初体験。
他の3人は、この日のためにテントを買ったり、寝袋を買ったり、テン場で履く靴を買ったりといった具合。

だいの大人が、まるで子どもみたいになって、初体験のキャンプを楽しんでいました。(笑)