四国を離れる日が翌日に迫る中、ようやく天気も体調も回復し、4月13日四国3本目の川になる吉野川を下ることができました。
今回のカヌーを積んでの四国遠征は、お遍路でこの吉野川を渡った時に水の美しさに感動したのがきっかけだったのですから、ここを下らずには四国を離れることができません。(笑)
最初の写真ですが、瀬を前にして流れが速くなり、川底の石もくっきりと見えて、まるでカヌーが空中に浮かんでいるようで、そのままスーッと流れていくところです。
今回の3本の川下りの中で、一番感動した瞬間でした。
吉野川の川下りではJRを利用しました。
穴吹駅近くの川原にカヌーを下ろしてから下流に車を回し、阿波川島駅から電車に乗って穴吹駅まで戻ります。
車窓の風景も楽しめて、四国での電車の旅もやってみたくなりました。(笑)
天気も良くて水量も程々の絶好のコンディション。
ただ、風が強かったです。
追い風なので助かりましたが、もしもこれが向かい風だったとしたら多分川下りは中止にしていたと思います。
カヌーを置いてある川原は、穴吹駅からは川の反対側。
延長500mの穴吹橋を渡って、そこから河川敷を300m戻らなければなりません。
川下りする前に疲れちゃいます。(笑)
山が近くに見えるのは、スタートしてから次の岩津橋までの間だけ。
その後は単調な風景になってしまいます。
岩津橋手前に露出している岩盤。
岩津橋では両岸から岩盤が張り出し、そこだけ川幅が狭まります。
川下りの写真はかみさんの後ろ姿ばかりなので、たまに私の写真も載せておきます。(笑)
風は追い風ですが、カヌーの向きを真っ直ぐに保つため、スターンの私はかなり頑張って漕がなければなりません。
かみさんは、そんな私の苦労を全く分かっていないようでした。
たまに瀬もあります。
こんな時、流れのある川のありがたさをしみじみと感じます。(笑)
昼食で上陸した川原で石ころ拾い。
吉野川の川原は変わった模様の石が多くて、石ころ好きな私達夫婦にはここの川原が宝の山のように見えました。(笑)川原の石ころ図鑑には、「吉野川の右岸は三波川変成帯で様々な結晶片岩かここから川に送られてくる」と書いてありました。
川島沈下橋の手前で上陸。
お遍路の時、この橋の上から見た吉野川の美しさに感動したのでした。
この日も、沢山のお遍路さんが川島橋の上を渡っていきました。
お遍路シーズン真っ盛りって感じです。
この後、ツアーの指定宿である坂出のホテルまで移動して、翌日に四国を離れたのでした。
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