雪は何処へ?

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前日に20センチ近い降雪があり風も弱く、それから1日過ぎた今日、山は最高の状態になっているだろう。
そう考えてやってきた日勝ピーク、駐車場に停まっている車は3台だけ。
ほぼ同時に到着した車の男性が先に登り始め、私もその後を追って午前8時半に登山開始。
先に登っていた人達のトレースがあるのでラッセルの必要はない。

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しかし、そのトレースが無かったとしても、ラッセルに苦労するような積雪ではない。
昨日、麓では風も殆ど吹いていなかったのに、山の上は違っていたようだ。
新たに降った雪は殆どが飛ばされてしまい、期待は早々に裏切られた。

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ちょっとガッカリしたけれど、樹氷は美しいし、登るにしたがって雲海に覆われた下界の様子が見えてきて、気分は盛り上がってくる。
朝には我が家の付近も霧に包まれていたので、早い時間に登っていればもっと壮大な雲海の風景を見られたかもしれない。

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気がかりだったのは、次第に雲が広がってきたことだ。
下界の天気はずーっと晴れ予報だったが、山の上はそうはいかないようだ。
それでも、そのまま雲に覆われてしまうことはなく、雲が通り過ぎるタイミングで時々青空も広がってくれる。

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70分ほどで標高1445mの日勝ピークに到着。
すぐ前を登っていた男性とは途中から登るルートが分かれていたけれど、登頂もほぼ同時だった。
帯広から来られた方で、少し言葉を交わしてから滑り始める。

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まずは傾斜の緩い南東斜面を一滑り。
北東斜面に雪が付いていなくても、こちらは良い雪になっていることが多い。
しかし今日は、こちらの雪もパッとしない。
先に滑ったグループに荒らされていたこともあり、1本滑っただけで終わりにすることにした。

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帰りの北東斜面は、大体は東側の方に飛ばされた雪が溜まっている。
表面がクラストしていると、私の技術では滑るのが難しいけれど、比較的柔らかな雪だったので助かった。

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景色だけでなく、滑りもそれなりに楽しめて今日の山行は終了。

何時の間にか駐車場も満車に近くなっていて驚かされる。
平日でこれならば、明日からの週末は停める場所にも苦労しそうだ。
その日の天気を見て気軽にやって来られる身分が改めてありがたく思えた。