カヌー仲間が企画してくれた日勝でのバックカントリースキー。
生憎の天気で、麓からは山の姿は全く見えず、おまけに強い風が吹き荒れている。
今シーズン初の山スキーがこんな天気では全く気合が入らない。
しかし、十勝在住の私のために企画してくれたようなツアーなので欠席するわけにもいかない。
中止になることを願っていたが、天気が悪いからと中止にするような人達ではないので、予定通りツアーは行われたのである。
札幌からのメンバーは日高の道の駅に8時集合になっていたけれど、私は7時50分には現地の駐車場所に到着。
こんな天気だから車も少ないだろうと思っていたが、狭い駐車スペースは既に車で一杯。
私の少し後に到着した釧路のYさんで満車となる。
札幌メンバーは車1台に乗り合わせて到着し、Yさんの車の後ろにかろうじて停めることができた。
他の登山者は労山熊見山を目指して登っていったようで、私達が目指す熊見山方向にはトレースは無し。
I山さんが先頭でラッセルしてくれる。
私もラッセルを引き受けたが、100mくらいで次の人に交代。
今年で70歳になる私なので、これくらいは甘えさせてもらっても良いだろう。
1時間もかからずに尾根の上まで上がってきて、少しでも風を避けられる場所でシールを剥がし、雪庇のできてない場所を探して斜面へと降りる。
天気は悪くても雪は良い。
ただ、見通しが悪くてどこを滑れば良いのか分からない。
ここの斜面は何度か滑っているのだけれど、既に忘れてしまっている。
途中まで降りてから、ようやく見覚えのある風景が現れた。
今シーズン初めての山スキー。
パウダーを滑る感覚を取り戻そうとしているうちに下まで降りてしまった。
当然のように登り返し。
場所を変えてもう1本。
もっと天気が良ければ更にもう1本って話も出たかもしれないが、登り返したところで素直にお帰り斜面を滑ることとなる。
パウダーの楽しさを思い出す前に終わってしまった山スキーだったけれど、これでようやくシーズンインといった感じである。
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