秋の道東の旅(川下り編)

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今回の道東の旅での主な目的は、川下り。
予定していた通りに別寒辺牛川と釧路川を下りましたが、天気にも恵まれ楽しい川下りでした。
予定では、別寒辺牛川を下った後に琵琶瀬川でのサンセットカヌーも予定していたけれど、流石にこれは体力的な問題もありキャンセル。
道東には他にもまだ下りたい川が残っているので、来年もう一度出かけないと駄目かな。

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10年ぶりに下る別寒辺牛川。
10年前は厚岸水鳥観察館から別寒辺牛川橋カヌーポートまでタクシーで4200円かかったのが、今回は5040円。
川を下る距離は短いけど、道路を走るとその倍くらいの距離になるので、痛い出費です。

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でも、他には誰もいないこんな風景の中を下れるのですから、その出費も我慢できます。
10年前に下った時はカワセミの姿を沢山見られたのに、今回は少しだけ。

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その代わりに川を泳いで横切るエゾシカを見られました。
川岸でもの凄い水しぶきが上がった時は、ヒグマが川に飛び込んできたのかとビックリしましたが、エゾシカだったので一安心。
車で走っている時に前方を鹿が横切った時は、その後からも鹿が出てくることが多いので注意が必要ですが、この時も続いてもう一頭のエゾシカが泳いでいきました。

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水鳥観察館の建物と鉄橋が見えて、ゴールはもう直ぐ。
途中で道を間違えて、いや、川を間違えて1.5キロほど余計に漕ぐことになったことと、最後に向かい風にやられたこともあり、2時間ちょっとの川下りにしては疲労困憊。
この段階で夕方のサンセットカヌーは諦めました。

二日後の釧路川では久しぶりに弟子屈の街まで下る予定でしたが、下った後にオンネトーまで移動しなくてはならず、迷った末に美留和橋までのショートコースに変更。
美留和橋からタクシーを呼んだところ、眺湖橋まで定額料金として3220円取られました。
距離にすれば6キロほどなので、歩けば良かったと後悔。

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先に下っていくのはツアーのご夫婦と、20年ぶりに釧路川を下るというインフレータブルカヤックの女性。
この女性から「川の様子はどうでしょうか?」と聞かれ、私達も今シーズン初めて下るので「そんなに酷い場所はないと思いますよ」と適当に答えるしか無い。
この女性、眺湖橋を過ぎた少し先で川岸の木に引っ掛かって沈。
その後は無事に下ったようだけれど、後でこの女性について衝撃的な事実を知ることとなる。
この件については、ホームページの川下り日記に書きますのでお楽しみに。(笑)

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そして直ぐに鏡の間まで下ってきた。
最近、SUPの人達がここで歩き回ったり、SUPのフィンが川底の水生植物を痛めたりすることが問題になっているらしい。
ここの素晴らしい環境を大事にしたいものです。

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美留和橋までだとアッという間に下ってしまうので、途中で休みながらのんびりと下ります。

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水の透明度は最高ですね。
天気も良いので、川底もくっきりと見えます。

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川底に沈んでいる流木も源流部のアクセント。

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それにしても、こんな感じで川を塞いでいる倒木が沢山ありました。
カヌーツアーが盛んな川なので、もう少し倒木を整理しても良いような気がします。

これは私の勝手な憶測ですが、「釧路川のツアーガイドならばこれくらいの倒木はお客さんを乗せた状態でも下れるくらいのスキルがなければ駄目だ」なんてプライドを持っているガイドばかりなので、必要以上に枝を処理することはタブーになっているんじゃないかと思ってしまいます。

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小さな支流の流れ込みも探検してみました。

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最後に直線部の瀬を下って、丁度2時間で美留和橋に到着。
無理して弟子屈まで下らなくても、釧路川を楽しむのなら美留和橋までで十分って気もしますね。(笑)
おかげで、余裕を持ってオンネトーのキャンプ場に向かうことができました。